サイエンスコミュニケーターが「サイエンスミニフェスティバル」を初開催しました

サイエンスコミュニケーターが9月12日に伊勢原市子ども科学館(神奈川県伊勢原市)で「サイエンスミニフェスティバル」を初開催しました。本プロジェクトは、”理科離れを防ぎ、科学の楽しさを通して人と人のつながりをつくる”ことを目的に活動をしています。

当日は子ども達に科学反応を間近で楽しんでもらおうと、スライムと人工イクラ(※)の技術を応用したスノードームの実験工作教室を実施。子ども78名、保護者88名の166名が来場しました。液体がスライムや、細かな球体に変化する様子を、子ども達は面白そうに覗き込んでいました。

メンバーは子ども達に楽しんでもらう工夫として、スライムと人工イクラのカラーバリエーションを豊富に揃えたり、来場者に待ち時間を感じさせないよう、メンバーが手作りしたコントローラーで操るロボットアームや、ペットボトルを握ると中の魚の模型が沈む浮沈子など4種類の実験キットを展示しました。ほかにも、実験中に薬品を扱う際には、来場者に声かけや手袋の使用を徹底するなど安全面にも配慮しました。

参加した子ども達からは「すごく楽しかった」「もうひとつ違う色のスライムを作りたい」「また来てほしい」と喜びの声を頂きました。保護者の方々も実験を見て「どうして、こういった現象が起きるのですか?」と興味をもってメンバーの説明に耳を傾けていました。

プロジェクトメンバーの赤星(あかほし)希望(のぞみ)さん(理学部化学科2年次生)は「本プロジェクトはこれまで、他団体から依頼を受けて実験教室をすることが多く、イベントを主催する機会があまりありませんでした。今回は一から企画を立案したことで、プロジェクト内のミーティングや科学館との打ち合わせにおいても、自発的に考え、行動する大切さを学びました」と語りました。

(※)人工イクラ…ワカメの成分アルギン酸ナトリウム液と食品添加物に使われる塩化カルシウム液を混ぜると出来るゼリー状の球体

サイエンスミニ01.jpg

サイエンスミニ02.jpg

サイエンスミニ03.jpg