阿蘇援農コミュニティプロジェクトが「冬の短期援農」を実施しました

冬援農追加.jpg阿蘇援農コミュニティプロジェクトが、1月4、5、9日、2月5日から9日の計8日間、熊本県阿蘇郡西原村のアスパラガス農家と阿蘇郡高森町のミニトマト農家で「冬の短期援農」を実施しました。本プロジェクトは、阿蘇地域の農家を対象に定期的に支援を行っており、今回はのべ40名のプロジェクトメンバーが参加し、来シーズンに向けての準備をしました。

4・5日は、枯れたアスパラガスの苗を撤去する『親株出し』を行いました。メンバーは、伸びきったアスパラガスの苗を根元から切り倒し、ひとまとめにしました。9日には、ハウス内に巡らせるホース等を通りやすくするため『コケ取り』と『除草作業』を行いました。「畝(うね)を作る前のこの時期に除草作業を行わないと、草が肥料に隠れてしまい、そのまま根を張り成長してしまいます」と農家の方から除草作業の大切さを教えていただき、メンバーはハウスの隅々まで目を凝らしながら作業に臨みました。また、農家の方々と協力し、役割分担を徹底したことで十数箇所におよぶ全てのハウスの作業を、予定通り終わらせることが出来ました。

2月5日から9日には、ミニトマトやベビーリーフを育てるためのビニールハウスの建設作業を実施。支柱を1本1本手作業で繋げていき、ハウスを組み立てました。脚立に上る際やパイプを運ぶ作業などは、途中で気を抜くことがないよう、メンバー同士で声を掛け合いながら慎重に作業を進めました。

農家の方からは「学生さん達の献身的な作業に、感謝の気持ちでいっぱいです」と感想をいただきました。

プロジェクトメンバーの吉田周平さん(農学部バイオサイエンス学科2年次生)は「プロジェクトに加入してから初めての援農活動でした。最初は軽い気持ちで参加しましたが、実際に作業してみると、普段食べている野菜について、実践を通して学ぶことが出来る貴重な体験となりました。これからの援農活動も楽しみです」と語りました。

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