病院ボランティアプロジェクトが絵本「やさい きちんと たべられるかな?」を発行しました

病院ボランティアプロジェクトが2月25日に絵本「やさい きちんと たべられるかな?」を発行しました。本プロジェクトは”子ども達に治療や検査、健康の大切さを伝える”ことを目的に、絵本.jpg2012年度より絵本を制作しています。5作目となる今回は”食育”をテーマに、主人公のカナちゃんが野菜の妖精と出会い、好き嫌いなく野菜を食べられるストーリーになっています。絵本制作にあたり、本プロジェクトは吉田佐さ亜弥あやさん(教養学部芸術学科デザイン学課程2年次生)に協力を依頼。水彩で描かれた鮮やかな世界観が特徴の絵本となりました。

イラストを担当した吉田さんは「いつもは個人作業が多く、誰かと共同して物を作り上げることは初めての体験でした。お互いのイメージや認識のズレを一致させることに苦労しながらも、ストーリーの山場であるトマトをかじるシーンは文章では表せない、とれたての野菜の新鮮さや美しさを表現しました。ほかにも、中表紙と裏表紙はご飯が食卓に出てくるまでに、色々な人や物が関わって沢山のものに自分達の食卓が守られているという思いを込めて描いています。是非色んな方に見ていただきたいです」と語りました。

プロジェクトメンバーの天野智之さん(工学部医用生体工学科2年次生)は「これまでは治療を題材にする絵本を作ることが多かったのですが、より多くの子ども達が健やかに成長することを願い、病気にならないための絵本を作ろうと思いました。この絵本を通じて好き嫌いなく食事を楽しんでもらえたら嬉しいです」と語りました。

本誌は、神奈川県内の小児科や公民館など約50箇所に寄贈予定です。

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