環境キャラバン隊が「2015年度春季キャラバン」を実施しました

環境キャラバン隊が、3月3日に「2015年度春季キャラバン」を実施しました。 本プロジェクトは”小学生にゴミ問題を楽しく理解してもらう”ことを目的に日本各地で環境教室を実施しており、本企画は今年度で6回目を向かえ、昨年度に引き続き本学付属小学校(静岡県静岡市)を訪問。当日は5年生21名が参加しました。

はじめに、地球環境を守るヒーロー『エコウェーブ』と悪の宇宙人『ジャアクナンダー』が登場するオリジナルの環境劇を披露。地球がゴミで汚れてしまったためエコウェーブは力が出せず、ジャアクナンダーとの対決に負けてしまいます。そこでプロジェクトメンバーよりゴミのポイ捨てと分解年数(※)についてのワークやクイズを実施。児童らに”ゴミ問題を解決するために自分たちに出来ること”を発表してもらい「分別をしっかりする」「ポイ捨てをしない」といったアイデアが挙がりました。

続いて、段ボールや空き瓶、空き缶などのゴミを再利用したオリジナルスタンプを全員で制作。メンバーは、スタンプに使用しているゴミの分解年数を一人ひとりに教えながら、完成したスタンプを大きな1枚の布に押していき、会場のエコへの理解が深まりました。完成した布は、スタンプで色とりどりのマントとなり、それを身につけたエコウェーブはジャアクナンダーに勝利することが出来ました。観劇した児童らは、歓声を上げたり、ナレーターの掛け声と共にエコウェーブを応援していました。

「スタンプ作りの際にも、お姉さん達が自分の目の前にあるゴミの分解年数を教えてくれたので覚えやすかった」といった感想をいただきました。小学校教員の方からは「児童が楽しんでいて良かった。来年もまた来てください」といったお言葉をいただきました。

プロジェクトメンバーの染谷侑(たすけ)さん(教養学部人間環境学科2年次生)は「これまでの反省を生かして、エコウェーブを環境教室のところどころに登場させたり、感情を表すリアクションを取り入れた結果、80分という小学生としては長い授業にも集中して取り組んでもらうことが出来ました。また、児童からの応援や、一緒に集合写真を撮る際に握手を求めるといった、エコウェーブへの反応がこれまでで最も良いものとなり、メンバー一同大変嬉しく思います」と語りました。

※分解年数・・・物質が土に還元されるまでにかかる年数。

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