第16回チャレンジセンターセミナー「やりたいことをやってみた!~自分にも世界はつくれる~」を開催しました

チャレンジセンターでは7月4日に湘南キャンパス松前記念館講堂で、第16回チャレンジセンターセミナーを開催しました。今回は、NPO法人都留環境フォーラム代表理事の加藤大吾氏を講師に迎え、「やりたいことをやってみた!~自分にも世界はつくれる~」をテーマに講演。湘南をはじめ、代々木・高輪・清水・熊本・札幌の6キャンパスをテレビ会議システムでつなぎ、学生や教職員、近隣住民ら304名が聴講しました。

はじめに本センター長の木村英樹教授が登壇。「これからの社会をつくっていくのは皆さんです。今日の講演を、ぜひ今後のプロジェクト活動や人生の参考にしてほしいと思います」とあいさつしました。

加藤氏は、2005年に友人と開拓した山梨県都留市の山林に自ら丸太小屋を建て移住し、農業に従事するかたわら、環境教育者、企業研修講師、大学の非常勤講師としても活躍。家族と動物に囲まれて田畑を耕作しながら、生態系の中に自分を位置づける暮らしを続けています。講演の前半では、東京で生まれ育った加藤氏が山間に移住してからの生活を、スライドを使って紹介。まいた種が穀物や野菜に育ったときの感動や、ニワトリの卵からはじめてヒナが孵化したときの喜び、娘が学校に通うようになって知った地域交流の大切さなど、現在に至るまでの心の動きを振り返りました。また、ボランティアとして出向いた東日本大震災の被災地で、「君ならできるから、好きなように活動してほしい」と先輩に言われたことをきっかけに、「自分も”世界”をつくることができる」と確信したエピソードを紹介しました。

後半は、「自らの生活の中で心から欲しているもの」「周りの人のために願っていること」など9項目について加藤氏が参加者に質問。それぞれが答えを書いた後、席の近い人同士で互いに発表し合いました。最後に加藤氏は、「今日のように誰かに質問されて答えることで、普段は忘れている自分の可能性に気づくことができます。生き生きと話し合う皆さん姿を見て、本当にうれしく思いました。”一人ひとりにそれぞれの価値がある”ということをしっかりと受け止めて大学生活を送ってください」と結びました。

参加した学生は、「加藤さんの質問に真剣に向き合うことで、自分を見つめ直すことができました。答えを書いて話すことで、漠然と思っていたことが具体的になり、やりたいこと、やるべきことが見えてきたように思います。私も所属するチャレンジプロジェクトの活動を通じて、今日からそれを実行したい」と話していました。

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