熊本復興支援プロジェクトの2班目がボランティアを実施しました

東海大学チャレンジセンターでは、平成28年熊本地震で被災した熊本県各地の復興支援活動に取り組む特別プロジェクト「熊本復興支援プロジェクト」が始動し、湘南キャンパスをはじめ代々木、清水、伊勢原、札幌の各キャンパスから学生約50名が参加しています。第1班(※)に続き、(移動日を含む)8月28日から9月3日まで、湘南キャンパスより、学生11名、教職員6名、計17名が、第2班『Bears』としてボランティア活動を実施しました。

初日の8月29日は、はじめにプロジェクトメンバーが阿蘇キャンパス周辺を見て回り、被害状況を自分の目に焼き付けました。その後、有限会社「木之内農園」を通じて、バラ園「はな阿蘇美」(阿蘇市)において、イチゴ用ベンチの解体作業を行いました。そのほかにも、一般社団法人「チーム熊本」と共に、熊本県益城町安永地区の家主が自費解体した民家を、木材・金属・ガラス等に仕分け、搬出作業がしやすい環境に整えました。ガラスなどが散乱する現場において、プロジェクトメンバーは怪我のないよう十分に注意して作業に臨みました。

2日目の8月30日は、『民家の片付けチーム』と『神社片付けチーム』に分かれて作業しました。メンバーは民家から落下した瓦の回収・搬出や、拝殿から落下した屋根飾りの撤去を行いました。また、熊本・阿蘇キャンパスの学生と共に、昨日に引き続き、「はな阿蘇美」において、イチゴ用ベンチの解体作業や残土運搬作業を行いました。

中休みの8月31日は、夕方より熊本キャンパスにおいて懇親会を実施し、湘南・熊本・阿蘇キャンパスの学生、教職員を合わせて約30名が参加しました。プロジェクトメンバー一人ひとりが、自己紹介と挨拶を行い、

2班の広報リーダーを務める深澤僚さん(工学部応用化学科3年次生)は「熊本が徐々に復興してきていると思っていたが、まだまだ支援は必要で、誰かから聞いた情報だけでなく、実際に自分の目で見ないと分からないことが多いと感じました。今後も積極的に行動したい」と意気込みました。

4日目の9月1日は、ボランティアセンター「RQ九州」と共に、益城町東無田地域の農家を訪問し、畑にビニールハウスを設営しました。はじめは、地面の硬さにメンバーは苦戦していたものの、慣れてくると徐々にペースが上がり、メンバー内で役割分担を考え工夫して作業に取り組むことができました。ほかにも、「はな阿蘇美」内のビニールハウスにおいて、ゴムマットの片付けや、イチゴのプランターの骨組みを分解しました。また、台風の上陸に備えて敷地内のものが吹き飛ばされないように対策しました。

最終日の9月2日は、昨日に引き続き、ビニールハウス設営の手伝いを行うとともに、台風の接近に伴い畑の台風対策を行いました。メンバーたちは、ビニールハウスの支柱を埋める作業や全ての支柱を均一にする調整作業をしました。ほかにも、阿蘇郡西原村の民家において、家主の指示のもと、障子の和紙を剥がす作業や、要る物と要らない物の分別、台所の清掃作業、1フロアの床の張り替えを行いました。

訪問先の民家の方からは「若い人が来てくれてとても助かりました」、農家の方からは「2人ではとても時間がかかっていた作業も、皆さんが来てくれて2日で終わり、台風にも備えることができました。ありがとうございます」といったお言葉をいただきました。

2班のリーダーを務めた加藤めぐみさん(工学部材料科学科3年次生)は「出発前は、リーダーが務まるかとても不安でしたが、班のメンバーに支えられ、1週間やり遂げることができました。活動中、阿蘇大橋の崩落現場を目の当たりにした時、地震の恐ろしさを実感するとともに、少しでも、熊本・阿蘇キャンパスの学生や地域の皆さんの力になりたいと改めて感じました。湘南キャンパスに戻っても様々なかたちで支援をしていきたい」と語りました。

本プロジェクトは今後、9月4日から10日まで第3班が、9月11日から17日まで第4班がボランティアに臨みます。

※1班目(8月21日から27日)の活動はこちら【http://bit.ly/2bZyFeg

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