熊本復興支援プロジェクトの3班目がボランティアを実施しました

東海大学チャレンジセンターでは、平成28年熊本地震で被災した熊本県各地の復興支援活動に取り組む特別プロジェクト「熊本復興支援プロジェクト」が始動し、湘南キャンパスをはじめ代々木、清水、伊勢原、札幌の各キャンパスから学生51名が参加しています。第1班、第2班(※)に続き、(移動日を含む) 9月4日から10日まで、湘南キャンパスより8名、清水キャンパスより1名、代々木キャンパスより3名の学生と、湘南、代々木、熊本、阿蘇キャンパスの職員5名、計17名が第3班『くまもん助け隊』としてボランティア活動を実施しました。

活動初日の9月5日は、第2班の作業に引き続き、バラ園「はな阿蘇美」(熊本県阿蘇市)において、イチゴ用ベンチの解体作業や、イチゴの花の切り落とし作業、ビニールハウス内の整頓作業を行いました。

2日目の9月6日は、熊本、阿蘇キャンパスで活躍する先端技術コミュニティACOT、メカトロマイスタープロジェクト、阿蘇援農コミュニティープロジェクトのプロジェクトメンバー9名も加わり、活動を実施しました。2グループに分かれ、Aグループは昨日同様、「はな阿蘇美」においてイチゴ用ベンチの解体作業や、ビニールハウス内へ土の運搬作業、イチゴ苗の撤収作業を行いました。Bグループは、ボランティアセンター「RQ九州」と共に、阿蘇郡西原村の農家を訪問。台風により破れてしまったビニールハウスの解体作業をしました。メンバーは、巨大なビニールを手分けして剥がしたり、鉄柱の解体・分別作業をしました。

中休みの9月7日は、阿蘇キャンパス周辺の被災状況を見て回りました。メンバーたちはあまりの光景に圧倒され、言葉が見つからない様子でした。夕方より熊本キャンパスにおいて懇親会を実施し、湘南・清水・代々木・熊本・阿蘇キャンパスの学生、教職員を合わせて約40名が参加。3班メンバーの柳澤洸大さん(工学部応用化学科2年次生)は「私は、昨年度まで阿蘇キャンパスに在籍し、4月に工学部のある湘南キャンパスに転科しました。その矢先に熊本地震が発生し、私は友達にスマートフォンでメッセージを送ることくらいしかできず、自分の中に葛藤が生じました。今回、プロジェクトメンバーとして参加できたことで、僅かではありますがやっと皆さんの力になることができました。今後も、プロジェクト活動を通じて皆さんに協力していきたい」と語りました。

4日目の9月8日は、「RQ九州」と共に上益城郡益城町内の農家のビニールハウス内において、震災により動いてしまった長さ30mにもおよぶプランターの移動作業や、民家で家具の運搬、トラックへ瓦の積み込み作業をしました。作業後は、東無田地区の被災状況や仮設住宅を見て回りました。そのほかにも、上益城郡御船町内の農家において、ビニールハウスの解体作業を行いました。

最終日の9月9日は、阿蘇郡西原村の落花生農家や田んぼにおいて除草作業を実施しました。

訪問先の農家の方からは「余震が心配な中、1人で黙々と農作業をしてきましたが、今日は学生の皆さんと一緒に活動ができて嬉しかったです。また来てください」といったお言葉をいただきました。

3班のリーダーを務めた江田千佳さん(体育学部生涯スポーツ学科4年次生)は「今回の活動を通して、被害の甚大さ、まだまだやらなければならないことが沢山あることが分かりました。私は今年度で卒業となりますが、社会人になっても熊本の復興を応援していきたい」と語りました。

本プロジェクトは今後、9月11日から17日まで第4班がボランティアに臨みます。

※1班目(8月21日から27日)の活動はこちら【http://bit.ly/2bZyFeg

2班目(8月28日から9月3日) の活動はこちら【http://bit.ly/2bRD007

kfs03201600.jpg

kfs03201601.jpg

kfs03201602.jpg

kfs03201603.jpg

kfs03201604.jpg