サイエンスコミュニケーターが「中高生のための理科体験授業」に協力しました

東海大学チャレンジセンター・サイエンスコミュニケーターが、8月6日に湘南キャンパスで行われた「中高生のための理科体験授業」に協力しました。この催しは夏休みを利用して学校法人東海大学が毎年開いており、学園の付属中等部2、3年生と高等学校1年生を対象に、”大学での体験授業や現役学生・大学院生との交流を通して理工系の楽しさに触れ、進学意欲を高めてもらう”ことを目的としています。今回は、付属の中等部4校、高等学校6校から45名の生徒が参加しました。

本プロジェクト主催の科学教室では、中高生が科学に親しみを持てるよう”食の栄養と消化について”をテーマに、プロジェクトメンバーが講師となって、アルギン酸とカルシウムを溶かした水溶液で『人工イクラ』を作る実験や、大根おろし・シメジを使用した酵素の実験、スチールウールを用いたビタミンCについての講義を行いました。

参加した生徒は、「大学では高校の教科書では学べないたくさんのことを勉強できるとあらためて感じました。自分もこの教室で先輩たちのように勉強したい」、「どの実験も興味深いものばかりで、楽しかった」、「早く自分も大学生になってさまざまな分野の研究に携わりたい」といった感想をいただきました。イベント後のアンケートでは、45名中37名が「とても満足」と高い評価をいただきました。

プロジェクトメンバーの松永峻彦さん(理学部化学科2年次生)は、「中高生にとっても、身近な”食”をテーマしたことで皆さん楽しそうに実験に参加してくれました。教える立場としても、参加者との会話の中でさまざまな発見があります。多くの意見を参考にしてこれからも理科の楽しさを伝えていきたい」と語りました。

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