3.11生活復興支援プロジェクトが「結の道」の整備を実施しました

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3.11生活復興支援プロジェクトが8月16日から24日にかけて、散策路『結(ゆい)の道』(岩手県大船渡市)の整備を実施しました。結の道は、本プロジェクトが復興支援を実施している大船渡市起喜来の泊地区において、2014年度に整備計画を開始。道そのものが東日本大震災の津波到達ラインを示すことで、災害時における避難の目印・避難経路の役割を果たすことを目的として、2019年完成を目標に、整備作業を進めています。さらに、泊地区は、東日本大震災の津波により分断されてしまった泊地区のコミュニティを再び結びつけるという意味も込められています。

プロジェクトメンバーは地域の方々が利用しやすいように、整地作業として、除草や地面を掘り返しながらの石の除去。さらに、脚への負担軽減や景観をより良くするため、地面にウッドチップを敷きました。メンバーは、毎日作業後に反省会を開き、作業の改善について自由に意見を交換し、翌日の目標を具体的に設定することで、悪天候が続き、非常に限られた時間の中でも効率よく作業に臨むことができました。この期間でメンバーは全体の1/3に及ぶ約200mを整備しました。本プロジェクトでは、今後もこの活動を進めていきます

整備後の結の道を見た泊地区の住民の方は「結の道の活用として、泊区の住民を対象にしたウォーキングイベントを始めたいと思います!こんな素敵な道、みんなで楽しまない手はないですよね。」という嬉しい感想をいただきました。

プロジェクトメンバーの澤田侑大さん(工学部建築学科2年次生)は「『結の道』の整備は、天候の影響により、予定よりもピッチを上げて作業せねばならず、苦労することも多かったですが、整備後は、景観がより良くなった上、この道を歩くことが楽しくなるように感じられました。今後、地域の皆様に活用されていくことが期待できると思います」と語りました。

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