先端技術コミュニティACOTが「ETロボコン九州北地区大会」で準優勝しました

熊本キャンパスで活動する東海大学チャレンジセンター・先端技術コミュニティACOTが10月2日に、九州産業大学(福岡県福岡市)で開催された「ETロボコン九州北地区大会」(主催:一般社団法人 組込みシステム技術協会)に出場。本大会は自律走行する機体のプログラミング技術を競う大会で、チーム「EECS2016」として参加したメンバー4名がデベロッパー部門プライマリークラス(※1)で準優勝しました。また、より上級のアドバンストクラスにもチーム「ACOT」として出場し、総合5位となりました。

「EECS2016」はコース前半を順調に走行し、ゲートをくぐりぬける難所も2往復するなど成功。最後のガレージではその前のゲートに接触したため想定より若干距離が足りなかったものの、まずまずの成績を残しました。続くコース後半では、階段を登りそこで回転するポイントを通過後、ゴール直前の急カーブでラインをはみ出て障害物に接触。しかし、そのままゴールに入り、走行ポイントを獲得しました。その結果、タイムは優勝したチームを上回ったものの、モデル審査ではB評価で及ばず、惜しくも総合2位という結果になりました。

プロジェクトメンバーの林田悠里(基盤工学部電気電子情報工学科1年次生)は「高校生の時にオープンキャンパスで本プロジェクトの存在を知り、ロボコンに挑戦したいと入学しました。7月から本格的にプログラミングを始め、書いてはマシンを走らせと正確な走行を実現できるよう努力してきました。しかし、コースをはみ出てしまうなど、本番のコース、会場の条件などに合わせた調整が詰め切れていませんでした。とにかく来年は優勝できるよう頑張りたい」と語りました。

玉木智子さん(同学科1年次生)も、「プログラミングは大学に入ってからはじめた初心者ですが、悔しい気持ちでいっぱいです。チームの先輩たちも深夜まで一緒に作業してくれただけに成果を出したかった。来年こそはリベンジできるよう続けていきます」と意気込んでいます。

本大会のチームをまとめた福島卓哉さん(同学科3年次生)は、「後輩たち足りない部分があったと悔しがっていますが、積極的な姿勢で臨んでくれたことで準優勝を果たせたと思います。この結果は次につながるもの。今後も頑張っていきます」と話していました。

※デベロッパー部門プライマリークラス、アドバンストクラス・・・本大会は、デベロッパー部門は黒線で描かれたコースをセンサーでトレースしながら自立走行するタイムと難所・ゲーム課題をクリアするボーナスタイムを合算したポイント、さらにソフトウェアのモデルをまとめたモデル審査の結果をもとにした総合評価で競います。プライマリークラスは比較的単純なコースと難所のみの設定で、この競技の入門編に位置付けられています。

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