3.11生活復興支援プロジェクトが「どんぐりハウス」の移設作業を開始しました

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3 .11生活復興支援プロジェクトが8月5日から9月5日にかけて、応急公民館「どんぐりハウス」の移設作業を開始しました。どんぐりハウスは、2011年の東日本大震災の津波により倒壊した地域の公民館の代用として、本プロジェクトが、仮設集会所として同年6月に宮城県石巻市の相川・小指地区に建設しました。この5年間で、地区会議や地域の祭り会場など地域住民の交流の場として活用されてきました。

本プロジェクトアドバイザーを務める杉本洋文教授(本学工学部建築学科)の指導の下、同研究室の学生たちも加わり、プロジェクトメンバーは、破損した部品の修理や木材のやすりがけを行いました。その後、移設先に床、壁、ロフト、屋根の順に建設作業を行い、どんぐりハウスの外装の作業を完了しました。メンバーは、台風の接近に伴い、作業が進まない日もありましたが、スケジュールを見直すことで滞在期間中に作業を終えることができました。今後もプロジェクトで内装などの修繕を行い、どんぐりハウスは来春ごろに完成予定です。その後は、定期的に開催される地区集会の会場として活用が決定しており、相川・小指地区の町づくりについて意見を交わす場となります。

プロジェクトメンバーの古屋進さん(工学部建築学科2年次生)は「長期間の企画であったため、うまくいくのか正直不安ばかりでしたが、先輩方や後輩とも仲良く、協力し合うことができたと思います。また、長時間の肉体労働でのメンバーの疲れや、悪天候によるスケジュールの変更などもありましたが、大きなけがもなくなんとか工程通りに作業を終えることができました。新どんぐりハウスが有効的に活用されていくことを望んでいます。」と語りました。

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