サイエンスコミュニケーターが秦野市の小学校でブースを初出展しました

東海大学チャレンジセンター・サイエンスコミュニケーターが2015年度の環境キャラバン隊に引き続き、11月12日に、秦野市立北小学校(神奈川県秦野市)で開催された「PTA収穫祭」で、同校の依頼により理科実験のブースを初出展しました。本イベントは、農業の学習を通して児童がコミュニケーションを深められるよう毎年開催されています。

会場には、児童161名、保護者12名が来場し、12名のプロジェクトメンバーが、箱の中を覗くと虹色が輝く『分光器』と、アルギン酸ナトリウム水溶液と塩化カルシウム水溶液を使用した『人工イクラ』の実験を行いました。分光器作りに挑戦した参加者は、ハートや星、花のかたちなど、自分の好きな模様が見えるように穴を空けたり、箱の外側にマスキングテープを貼り付け、可愛らしくデコレーションしていました。人工イクラでは、好みの色を混ぜ合わせ、マーブル模様のイクラ作りに挑戦していました。

参加した児童からは「ほんとに虹が見える!どうして?」「本物のイクラみたい!すごい!」と実験に驚く声を多くいただきました。主催者の方からは「子どもたちの楽しんでいる様子が見れて良かったです。今回だけでなく来年も是非よろしくお願いします」といった感想をいただきました。

広報リーダーの佐藤愛弓さん(理学部化学科2年次生)は「多くの方に、披露した実験の原理について興味を持っていただくことができました。また、実験内容や理科に関すること以外にも子どもたちが積極的に話しかけてくれたのがとても嬉しかったです。これは、本プロジェクトの目標である”理科離れを防ぎ、科学の楽しさを通して人と人とのつながりをつくる”ことが達成できたのだと思いました。これからも皆さんに理科の楽しさを伝えていきたいです」と語りました。

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