熊本復興支援プロジェクトが活動を紹介する展示会と報告会を開きました

東海大学チャレンジセンターの特別プロジェクト・熊本復興支援プロジェクトが12月19日から22日まで、小田急線・東海大学前駅南口の東海大学サテライトオフィスで写真と映像の展示会「熊本復興へ~私たちに出来ること~」を開催しました。また、22日には地域住民らを対象にプロジェクトメンバーがボランティア活動について語る報告会も実施しています。

本プロジェクトは、平成28年熊本地震で被災した熊本県各地の復興支援活動に取り組むことを目的に、湘南キャンパスをはじめ代々木、清水、伊勢原、札幌の各キャンパスから学生約50名が参加しています。8月21日から9月17日までの4週間にわたって、学生と教職員で構成する4つの班が1週間交代で現地に入り、地元のボランティア団体や農園などと連携してボランティアニーズの調査や被災した家屋の整理、農作業の手伝いといった作業に取り組みました。今回の展示会と報告会は、学生たちが見た熊本の現状と、今夏の活動内容について多くの人たちに知ってもらい、今後の活動の糧にしようと企画したものです。

期間中は、会場内に第1班から4班までの活動をまとめたポスターをはじめ、活動を通じて連携したNPO法人エコファーマーズセンターの紹介を展示。さらに、プロジェクトメンバーが勧める観光スポットやお土産の紹介なども掲示しました。22日の報告会では、プロジェクトメンバーの安蒜晴佳さん(文学部心理・社会学科1年次生)と須藤冬莉さん(文学部心理・社会学科1年次生)の2名が司会進行を務め、地域住民の皆さんや学生、教職員ら約15名が参加。プロジェクトの趣旨や熊本地震の詳細、メンバーが参加したきっかけについて語りました。また、現地での活動内容については各班の代表者が登壇。現地での学生たちの様子や作業の内容、それらを通してそれぞれが感じたことや気づきなどについて語りました。最後には今後のプロジェクトの活動方針について紹介し、会場との質疑応答も実施。活発な意見交換が行われました。

プロジェクトサブリーダーの塚田龍(たつ)洋(ひろ)さん(体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科4年次生)は、「今回の展示と報告会を通じて、少しでも多くの方々に私たちの取り組みについて知っていただけたのではないかと思います。また、報告会の質疑応答や来場された方々からのアンケートでは活動の参考になるご意見もいただけました。熊本地震については、時間が経過するにつれて関東ではあまり報道されなくなっています。被災地の力になれるよう今後もさまざまな形で、熊本の現状を発信する支援を続けていきます」と感想を語っています。

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