阿蘇援農コミュニティープロジェクトが5月の援農活動を実施しました

阿蘇援農コミュニティープロジェクトが、5月の大型連休と週末を利用して援農活動を実施しました。本プロジェクトは、阿蘇地域の農家を対象に定期的に支援を行っており、今回は9件の農家(ケイトウ、いちご、トマト、アスパラガス、ぶどう、玉葱、ジャガイモ 等)を訪問しました。

3日(水・祝)から6日(土)には南阿蘇村と熊本市内の農家4件を訪問。のべ25名のメンバーがビニールハウス内の防草シート張りおよび草取り、トマトの定植作業、ケイトウの植え付け作業、アスパラガスの収穫作業などを行いました。また、5日(金・祝)から6日(土)にかけては湘南キャンパスから「熊本復興支援プロジェクト」のメンバー4名も援農活動に参加しました。

13日(土)・14日(日)には菊陽町の農家を訪問。のべ7名のメンバーがハーブ園の「カモミール」の花の収穫、ぶどうの花切り、マスカットの花切りなどを行いました。ぶどうの花切り作業では、複数のメンバーが同時にぶどうの蔓と脇芽をとる作業も行いました。

20日(土)・21日(日)には西原村と熊本市内の農家を訪問。のべ23名のメンバーがアスパラガスの剪定や玉葱の収穫などを行いました。玉葱の収穫は1日かけて約3,500個を収穫しました。収穫した玉葱は今後、市販されるドレッシングなどに加工されるそうです。

27日(土)・28日(日)には菊陽町と山鹿市の農家を訪問。のべ25名のメンバーがジャガイモの収穫やぶどうの蔓と脇芽をとる作業などを行いました。ジャガイモの収穫では機械で掘り出したものをメンバーが手作業で収穫。ジャガイモは病気に弱いため、収穫の際には傷や変色が無いかを慎重に確認してからコンテナに入れました。

南阿蘇村のいちご農家を訪問したプロジェクトメンバーの甲斐耕太郎さん(農学部応用植物科学科2年次生)は「今までの援農では定植をしたり収穫をしたりと、直接的に作物に触れられるという作業がほとんどであったが、今回の援農では作物を生産する上でなくてはならない下準備を行いました。そのため、作物を収穫するためにどれほどの苦労があるのかを身をもって知ることが出来たように思います。次に行われる定植にも参加して、農家における作物生産の流れと、それに付随するやりがいや課題についても学んでいきたい。」と語りました。

菊陽町のぶどう農家を訪問したプロジェクトメンバーの奥野元輝さん(農学部応用植物科学科2年次生)は「3時間黙々とぶどうの花切り作業を行いましたが、最後まで終わらせることが出来ませんでした。この作業は花が咲くまでに行わなければならないため毎年この時期は大変だそうです。この作業を体験してぶどうの値段がなぜ高いのかがよく解りました。」と語りました。

また、同町のジャガイモ農家を訪問したプロジェクトメンバーの竹田誠之介さん(農学部応用植物科学科1年次生)は、「畝に被せてあった黒いビニールの重要な役割、ジャガイモ以外の野菜についてなど様々なことを教えていただきました。また、収穫にどれだけの労力が必要なのか知ることが出来たので本当にいい体験になりました。」と語りました。

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