サイエンスコミュニケーターが「多摩センターこども祭り2017」で真空実験ショーを実施しました

サイエンスコミュニケーターが、5月3日にガーデンシティ多摩センター(東京都多摩市)で開催された「多摩センターこども祭り2017」にて真空実験ショーを実施しました。本イベントは、京王・小田急・多摩モノレール線多摩センター駅前にて開催された「ガーデンシティ多摩センターこどもまつり2017」(主催:多摩センター地区連絡協議会)と合同で開催されており、本プロジェクトは”科学の楽しさ”を伝えようと、2014年から毎年出展しています。今回は”環境にやさしいエコ実験”と題し、ブースに567名の親子連れが来場しました。

はじめに、マシュマロやお菓子の入った蓋付き容器を真空にする実験を披露しながら、真空の原理を説明しました。続けて、メンバーは真空パックや魔法瓶など、真空を応用した身近な技術について解説。真空パックで空気を抜くことで食材の酸化を防ぎ、より食材を長持ちさせることや、魔法瓶や水筒には真空の空間があるため、熱が伝わりにくく、中身の温度を保つことができることを紹介しました。さらに、乾燥スープなどに使われるフリーズドライ製法にも真空の技術が使われていることを伝えました。

参加した子どもたちは、「どうしてこうなるの?」「もう1回やって!」「夏休みの自由研究でやってみます!」と実験に興味を示していました。主催者の方からは「目標としていた人数よりも多くの方に来ていただいて良かったです。ハロウィンのイベントでもよろしくお願いします。」といった感想をいただきました。

プロジェクトメンバーの佐藤愛弓さん(理学部化学科3年次生)は「真空の実験を体験したことで、「小学校で習う内容が予習できて良かった」や「自由研究の題材にします」などといった声も聞くことができました。子どもだけでなく大人の方も立ち止まって実験や説明を聞いてくださっていました。これからもたくさんの方に科学に興味を持っていていただけるよう、身近なものを題材とした実験をしていきたいです。」と語りました。

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