阿蘇は箱舟プロジェクトが希少植物保護のためのパトロール活動と除草作業を実施しました

東海大学チャレンジセンター・阿蘇は箱舟プロジェクトが、熊本県の特定希少野生動植物に指定されている蝶「オオルリシジミ」をはじめ、阿蘇の自然に生息する希少な動植物保護のためのパトロール活動と除草活動を実施しました。

4月と5月の休日を利用してのパトロール活動には、のべ34名のメンバーが参加。阿蘇の3ヶ所の草原でパトロールを実施しました。参加したメンバーは草原を歩きながら双眼鏡を用いてパトロールを行い、実際にオオルリシジミを観察することもできました。

6月4日(日)には36名のメンバーが「熊本県野外劇場ASPECTA」において、セイタカアワダチソウをはじめとする外来植物を、刈り払い機や大鎌を用いて除草作業を行いました。今回の活動では「水源の森林ボランティアネットワーク」と協力して実施。プロジェクトコーディネーター、プロジェクトアドバイザーも参加し、3ヘクタールの草原をオオルリシジミが生息するのに十分な環境を整えることができました。また、今年度1回目の除草活動であったため、新メンバーとの良い交流の場となりました。

プロジェクトメンバーの古賀存さん(農学部応用植物科学科4年次生)は、「自分たちがオオルリシジミの保護に役立っていると感じた活動でした。今後もしっかり活動していこうと思います。」と語り、同メンバーの滝浦広耀さん(農学部応用植物科学科3年次生)は、「オオルリシジミ以外の昆虫も阿蘇の高原に数多く存在していることを知ることができました。地震が起きても生物たちはその場所で絶えず生きており逞しいと感じました。」と語りました。

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