Tokai International Communication Clubが「2017年度 夏休み宿題サポート」を実施しました

東海大学チャレンジセンター・Tokai International Communication Club(TICC)が、8月16日から18日と、23日、24日に神奈川県秦野市の南公民館で、市内在住の外国につながりのある(※)小中学生を対象とした「夏休み宿題サポート」を実施しました。

本プロジェクトでは、春セメスターの期間にも同公民館で週2回の学習支援活動「にこティー教室」を実施してきました。今年度で5回目の開催となった「夏休み宿題サポート」もその活動の一環で、5日間開催した教室には毎回10名前後の小学生から高校生が参加しました。

期間中は、参加者の学習計画を作成し、それぞれが学校から出された宿題や、日本語の単語を学ぶカードゲームなどに取り組みました。プロジェクトメンバーたちは、「この問題はひっかかりやすいから注意しよう」「今の発音よかったよ」など、優しく声をかけながらサポート。参加した子どもたちは、「学校だと分からないところでも聞けないことがあるけれど、ここでは1対1で優しく教えてくれるので勉強がはかどる」と話します。

また、施設の調理室を借りて「野菜のDNAを見てみよう!」と題した自由研究にも挑戦。バナナ、ブロッコリー、玉ねぎをすりつぶし、薬品を混ぜて遺伝子細胞を採取・観察する実験を行いました。子どもたちは、「学校の授業みたいで面白い」とうれしそうな表情を見せ、楽しみながら勉強に励んでいました。メンバーの内山真緒さん(文学部心理社会学科2年次生)は、「両親が外国人の子は夏休み中日本語を聞く機会が少ないので、勉強のためにもここではあえて英語を使いません。意味を全部理解できなくても、耳が日本語に慣れるといいなと思っています。普段からにこティー教室に来てくれている子どもも多いので、夏休みが終わっても引き続きサポートしていきたい」と話しています。

※外国つながりの子ども…外国人住民の定住化により、外国から来日する子どもだけでなく、日本生まれの外国人の子どもや国際結婚の子どもなど、多様な言語や文化の中で育つ子どものこと

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