第18回チャレンジセンターセミナーを開催しました

第18回チャレンジセンターセミナー「海外で活躍する大学OBが語る『世界で戦うための三つのマインド』」を、12月15日に湘南キャンパスで開催しました。教養学部卒業生で森永製菓株式会社取締役上席執行役員海外事業本部長の山下充洋氏が講演。代々木・高輪・清水・伊勢原・熊本・札幌の各キャンパスをテレビ会議システムでつなぎ、学生や教職員ら315名が聴講しました。

講演に先立ち、チャレンジセンターの岡田工センター長が登壇。「世界を舞台に活躍されている山下先生に、社会に出てから必要な力についてお話いただきます。ぜひ今後の人生に生かしてください」とあいさつしました。

山下氏は新卒で株式会社マンダムに就職後、2年目にシンガポール、4年目にはマレーシアに責任者として赴任し、現地会社の設立に奔走した日々を紹介。経営が悪化していた「マンダムタイランド」を立て直した経験を振り返り、「『言葉も文化も異なる外国人の自分を信じてくれた従業員に報いたい』という気持ちが、経営のプロフェッショナルを目指す原動力になりました」と語りました。また、海外事業の基盤構築や市場、商品の選定といった、森永製菓株式会社での取り組みについても説明しました。

さらに、海外で仕事をする際に必要なマインドとして、「メンタルタフネス」「自分の前後の領域にまであえて踏み込む責任感」「物事の本質を考え理解する力」の3つを提示。「自分が何を求められているかを考えることが次の行動を促し、目標の達成につながります。物事の本質を考え抜く習慣を、ぜひ身につけてください」と語りました。終了後には会場から多くの質問が寄せられました。

聴講したプロジェクトメンバーからは、「『自分のためではなく従業員の幸せのために必ず成果を出す』という強い意志と行動力に感銘を受けました」「海外で働く際には、何ごとも前向きにとらえる姿勢と精神力が特に大切だと学びました」「勉学にしてもチャレンジセンターの活動にしても、何を目指して何をなすべきかを徹底的に考える努力をしたい」といった感想が聞かれました。

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