熊本復興支援プロジェクトが熊本県内でのボランティア活動や地域住民らとの交流に取り組みました

東海大学チャレンジセンター・熊本復興支援プロジェクトが1月12日から14日まで、熊本県内を訪問。各地でボランティア活動や地域住民らとの交流活動に取り組みました。本プロジェクトは、湘南キャンパスの学生を中心に平成28年熊本地震の被災地でボランティア活動を行いながら、熊本の現状や被災地の声を全国に届けることを目的とした報告会や防災教室なども開催しています。

今回現地を訪れたプロジェクトメンバー8名は、初日に南阿蘇村立野地区を訪問。新阿蘇大橋の建設地を見学したほか、住民らにインタビューも行いました。2日目には以前から交流のあった益城町内の農家で援農活動を実施。ニラ畑で雑草の除去作業などに取り組みながら、熊本の農業の現状などを聞きました。農家の宮崎誠さんは、「学生たちは、震災直後からビニールハウスの設営に協力してくれたり、ひんぱんに連絡をくれたりと私たちのことを考えて力を貸してくれています。震災からしばらく経っても地盤が崩れた影響で、米づくりは再開できていませんし、近隣では農業をやめた人もいます。しかし、学生の皆さんの協力もあって、少しずつ収穫できる作物が増えてきている。協力してくれた学生には本当に感謝しています」と話していました。

最終日には、益城町のテクノ仮設団地で子どもたちとサッカーなどで交流したあと、花壇の手入れや掲示板を整備。リーダーの作田舜さん(工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻3年次生)は、「個人的には5回目の熊本での活動となりましたが、震災直後は畑だった場所に新阿蘇大橋の橋脚が建設されたり、仮設住宅に住む方が減ってきたりと復興へと進んでいると感じる場所もありました。しかし、住民の皆さんに話を聞くと熊本地震の風化も同時に進行し、復興に向けたスピードが遅くなっている一面があることもわかりました。現地での活動はもちろんですが、私たちが学ぶ湘南キャンパス周辺でもできる活動にも力をいれていきたい」と話していました。

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