阿蘇は箱舟プロジェクトが放牧農家の復興支援に協力しました

東海大学チャレンジセンター・阿蘇は箱舟プロジェクトが4月22日放牧農家の復興支援(主催:吉田組合)に協力しました。近年、南阿蘇村の吉田地域は放牧農家の高齢化や離農家数が増加すると同時に新規就農者の減少が社会問題となっており、さらに熊本地震により、牧道の陥没、牧柵の崩壊、牧草地の土砂崩れ等の大きな被害を受けました。 絶滅危惧種の蝶『オオルリシジミ(九州亜種)』といった阿蘇地域に生息する希少な昆虫や植物の保護活動を展開している本プロジェクトでは、「この地域の復興を支援することによりオオルリシジミをはじめとする昆虫や植物の生息地域の復興をサポートする」ことを目的とし、吉田組合の協力依頼を受けて参加しました。

当日はプロジェクトメンバー4名が参加し、牧野の牧柵張りを行いました。2チームに分かれ,合計2kmもの牧柵を張りました。牧柵には有刺鉄線を用いるため,メンバーは怪我をしないよう注意を払いながら作業を実施しました。また、組合の方々や地域の方と昼食を共にし、交流を深めました。

吉田組合の方からは「組合の所属が6人で、実際に活動できているのが3人しかいないので今回学生さんが協力してくれてとても助かりました。復興に向けて頑張ろうと思えました。」とお言葉をいただきました。

プロジェクトメンバーの亀山陽平さん(農学部応用植物科学科4年次生)は「阿蘇地域での被害の大きさ、その影響というものの現状を,作業を通じて実感する事ができました。また、応用動物学科の学生も経験できていない貴重な経験を得られる機会を設けていただいた事を感謝いたします。」と語りました。

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