TICCが2018年度春学期にこティー教室を実施しました

東海大学チャレンジセンター・Tokai International Communication Club(TICC)が4月18日~7月12日まで毎週水・木曜日の計24回秦野市立南公民館(神奈川県秦野市)にて「にこティー教室」(主催:TICC)を実施しました。本企画はTICCが最終的に目指している「多文化共生社会」の実現を達成するために、秦野市周辺に住んでいる「外国につながりのある子どもたち」を対象とする学習支援活動の一つであり、「外国につながりのある子どもたち」が勉強面での躓き、あるいは子どもたち自身の生い立ちをコンプレックスとしないために、子どもたちが常に明るく笑顔の絶えない環境づくりを心掛けて活動しています。また、「にこティー教室」が創立された当初から親交があるサポーターズチーム、はだの子ども支援プロジェクト「ゆう」のメンバーの方々と共に協力し活動を実施しています。

参加している子どもたちは公民館に到着次第、宿題や定期テストの勉強を行います。その際大学生が文系科目・理系科目に分担し学習指導にあたりました。また、勉強終了後にはカルタやボードゲームを使用し子どもたちとの交流を深めました。

参加した子どもたちからは「学校の授業が余裕をもって受けられるようになった」「テスト前に勉強したおかげで数学の点数があがった」などの感想がありました。

プロジェクトメンバーの内山真緒さん(文学部心理・社会学科3年次生)は「昨年度の活動と比べ、参加する子どもの数が減った理由として、子どもたちへの支援が行き届かなかった様々な問題が挙げられました。”子どもたち一人ひとりに合ったサポートをするために私たちができることは何か”を毎週の活動で忘れずにメンバー全員で意識していきたいと思います。また、支援者が少ない中でどう活動していくことが大切なのかについても話し合い、”〜したい”だけではなく、現状から今後の活動について具体的に考え、今後もにこティー教室に対してのさまざまなニーズに応えていきたいと思います。そして、日本語学習を必要とする子どもが増えてきているので、今後メンバー同士で日本語教育についての勉強会などをやっていけたらと考えています。」と語りました。

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