スポーツボランティア・リーダー養成研修会を開催しました

湘南キャンパスで7月15日に、「スポーツボランティア・リーダー養成研修会」(主催:NPO法人湘南スポーツコミュニティセンター)を開催しました。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックのボランティアスタッフが、18年9月に募集開始となることをから、本学では5月と6月に学生と教職員を対象にした「スポーツボランティア研修会」を実施。スポーツボランティア文化の醸成を目指す「日本スポーツボランティアネットワーク」の講師が登壇し、スポーツボランティアに必要な知識についての講義やグループワークを行いました。今回のリーダー養成研修会は、スポーツボランティア研修会を受講し、ボランティアのリーダーを目指す学生・教職員を対象としたものです。

当日は約100名が参加し、冒頭ではチャレンジセンターの岡田工センター長が、「今日はスポーツボランティア研修会からさらに内容が濃くなり、リーダーとして主催者とボランティアメンバーをつなぐための知識を学びます。東京五輪をはじめとしたスポーツイベントでボランティアとして活躍するべく、有意義な時間にしてください」と語りました。研修会では、当日は日本スポーツボランティアネットワークの但野秀信氏と澤内隆氏が講師を務め、但野氏はスポーツボランティアの定義やリーダーの立場、役割について説明。「スポーツボランティアのリーダーは、イベントや企画、活動の内容をよく理解し、運営を支える役割。ボランティアメンバーをまとめるべく、的確な判断・指示を行い、一人ひとりの能力が発揮させることが求められます」と語りました。澤内氏は、東京五輪の運営に携わる「大会ボランティア」と国内外からの旅行者に対する観光・交通案内や競技会場の最寄駅周辺における観客への案内等を行う「都市ボランティア」について語り、「東京五輪では大会ボランティアを約8万人、都市ボランティアを約3万人募集します。ボランティアではグループに分かれて活動することが多くありますが、リーダーはメンバーの特徴、特技などを把握し、それぞれの個性を生かしたボランティア活動を行う必要性があります」と話しました。

当日は講義だけでなく、3、4人に分かれてのグループワークも実施。参加した学生は、「自己中心的に考えずに周囲の人と連携する大切さを学びました」「自分の長所だけでなく、他者の個性を生かすことも大会運営には欠かせないと感じました」「東京五輪の大会ボランティアになれるよう、さまざまなスポーツイベントにボランティアとして参加し、経験を積みたい」と語りました。講師を務めた澤内氏は「さまざまな場所で講師を務めてきましたが、東海大学の学生は非常にスポーツボランティアに関心が高く、ここまで多くの学生が参加してくれたのは初めてでした。熱心に講義を聞き、グループワークにも明るく楽しそうに取り組む姿を見て、東京五輪だけでなく多くのスポーツイベントにぜひ参加してほしいと感じました」と話していました。

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