ユニークプロジェクト阿蘇復興への道が「語り部」を実施しました

東海大学チャレンジセンター・ユニークプロジェクト阿蘇復興への道が7月6・11・13・25日に黒川地区(熊本県阿蘇郡南阿蘇村)と本学熊本キャンパスにて「語り部」を実施しました。

本企画は「熊本地震で被災した現場で震災当時の様子を知っていただく」ことを目的に依頼を頂き実施しました。

6日・13日は株式会社トラプロからの依頼により「熊本震災現場と語り部ツアー」参加者の皆様、11日は環境省・熊本県庁の方々を対象に被災地の悲惨さと現在の整備された風景を実感できるよう黒川地区の現場を案内しました。震災から2年が経ち更地なども増えているため、当時の状況がわかるよう写真を用いりながら震災当時の状況や震災以前の暮らしの説明を行い、参加者からの質問を受けながら回りました。

25日は東京書籍株式会社が教科書に自然災害を取り上げるにあたり自然災害が起こった地域を自らも知るべきだという目的で依頼があり、本学熊本キャンパスにて黒川地区の震災前・震災当時の状況について語り部を行いました。

11日に依頼された環境省・熊本県庁とは本学が黒川地区復興に向けての協定を組んだことから今後の復興活動に向けた話し合いも行われ、互いの意見・企画を出し合いました。

参加者からは「今県外で熊本地震の報道などの情報がなくなりつつある。そんな中で今の状況を知れてよかった」と感想をいただきました。

プロジェクトメンバーの森下結衣さん(農学部応用動物学科2年次生)は「語り部に参加させてもらったのは4回目でそれでも、まだまだ知らないこともありました。私は、まだ自分自身から語り部をしたことがなく、サポートという形での参加ですが、先輩方をみて、震災を経験してない方たちに伝える難しさや、これから地震を経験してない世代が増えていく中でどのように伝えていくべきかを考えさせてもらえる場になりました。」と語りました。

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