2018年度「TICCにこティー教室」夏休み宿題サポートプロジェクトを実施しました

東海大学チャレンジセンター・Tokai International Communication Club(TICC)が、8月21日から23日まで神奈川県秦野市の南公民館で「夏休み宿題サポートプロジェクト」を実施しました。本プロジェクトでは、秦野市周辺に住む「外国につながりのある子どもたち」を対象とした学習支援活動「にこティー教室」を、はだの子ども支援プロジェクト「ゆう」のメンバーと協力し、同公民館で週2回開催しています。TICCが最終的に目指している「多文化共生社会」の実現を達成するために実施している活動の一つで、夏季休暇には毎年宿題をサポートする特別教室を実施。7年目を迎える今年は、10名前後の小学生、中学生、高校生が参加しました。

今回の活動にはプロジェクトメンバー12名が参加。読書感想文や実験レポート、日記の作成などは、学生たちが文章の組み立て方や日本語での言い回しを教えながら取り組み、宿題の合間には、参加者同士が夏休みに母国へ帰国した際の思い出を語り合う場面も見られました。また、自由研究の題材になるよう、本企画のリーダーである中古賀渉さん(理学部情報数理学科2年次生)が、酸性とアルカリ性の特性を調査する科学実験を実施。焼きそばなど中華麺の製造に用いられる「かん水」にアルカリ性物質が含まれていることから、酸性の物質との化学反応を起こすために、カレー粉や紫玉ねぎと混ぜ合わせて色の変化を観察しました。失敗した実験もありましたが、麺が赤や緑に変色すると子どもたちから「すごい!」「なんでこうなるの?」と驚きの声が上がりました。

中古賀さんは、「最後に材料を食べられる実験だと興味を示してくれると思い、今回の実験内容を考えました。みんなで楽しみながらできたので大成功です」と笑顔で振り返ります。また、「今年の春学期で開いた教室では、支援する側よりも子どもたちの方の人数が多く、こうした取り組みの需要の高さを実感しました。今後はより多くの学生に参加してもらえるよう呼びかけていきたい」と語っています。

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