阿蘇復興への道が「語り部」を開催しました

東海大学チャレンジセンター・ユニークプロジェクトの阿蘇復興への道が8月2・9・11・21日に「語り部」を実施しました。

本企画は「熊本地震で被災した現場で震災当時の様子を知っていただく」ことを目的に依頼を頂き実施しました。

「語り部」の参加者は県外の方々が多く、実際に現地にて徐々に変化していく黒川地区や進む復興を体感していただくと同時に、いまだに震災の記憶が残っている場所や残された課題、また、もと通りになったように見えて残る傷を伝えています。また今回の参加者は学生が多く、同じ学生目線で震災に対するお互いの意見を聞き、交換し違う視点から震災に向き合う機会となりました。

参加者からは「学ぶことが多かったです。テレビで見るよりも、やはり実際に体験した大学生たちのお話は違いました。私は防災グッズの準備していなかったので、家に帰ってからすぐに準備し、家族や友人にも伝えようと思いました。」と感想をいただきました。

プロジェクトメンバーの井手良輔さん(農学部バイオサイエンス学科3年次生)は「語り部の多くは大人の方々に向けて行っているので、中学生にどう伝えたら伝わりやすいか悩みました。いつもとは違う緊張があり、難しい言葉をできる限り使わず、分かりやすく、伝えたいところはしっかりと伝えることを意識して行いました。私たちが経験したことや、当時の状況・心境 自然災害の恐ろしさを伝え、これを機に自然災害に対していい意味で興味をもって欲しいと思いました。起こった後では遅いと気づいて欲しいという思いを込めて、語り部の活動が少しでも参加した方々のためになれば幸いです。」と語りました。

【活動内容】

日時:8月2日

依頼者:九州大学 参加人数:10名

開催場所:熊本キャンパス(熊本県熊本市)・黒川地区(熊本県阿蘇郡南阿蘇村)・道の駅あそ望の郷くぎの

内容:九州大学在籍教授の研究の一環として現地視察・九州大学学生との交流会でサバイバル飯を一緒に作る

日時:8月9・11日

依頼者:青山学院大学Roote 参加人数:10名

開催場所:熊本キャンパス(熊本県熊本市)・黒川地区(熊本県阿蘇郡南阿蘇村)

内容:現地視察・南阿蘇村の観光マップの製作

日時:8月21日 参加人数:14名(中学生10名、教員4名)

依頼者:静岡県教育委員会健康体育課

開催場所:黒川地区(熊本県阿蘇郡南阿蘇村)

内容:静岡県の中学生を被災地に派遣し、現地中学生との交流・復興状況の視察

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