サイエンスコミュニケーターが「世界一行きたい科学広場in湘南summer」を開催しました

東海大学チャレンジセンター・サイエンスコミュニケーターが8月3日に湘南キャンパスで、「世界一行きたい科学広場in湘南summer」を開催しました。”身近なものを使って子どもたちに科学の魅力を体験してもらう”ことを目的として、地域の幼児や小中学生、高校生とその保護者を対象に毎年実施しているものです。当日は、本センターのさまざまなプロジェクトや工学部、情報理工学部の学生、教職員が科学実験ショーや体験プログラムのブースを出展し、子どもや保護者ら約1000名が来場しました。

本イベントは毎年14号館で開催してきましたが、今年度からは19号館に会場を移しました。本プロジェクトのほか、ライトパワープロジェクト、ユニークプロジェクトのTokai Dream Space Team、ポリヘドロン工作隊のメンバーが紙でつくるロケット教室やソーラーカーの展示、スライムづくり体験といった多彩な企画で来場者を迎えました。また、NPO法人ガリレオ工房の滝川洋二理事長(東海大学元教授)や工学部応用化学科の秋山泰伸教授によるサイエンスショーも行われ、それぞれの実験についてわかりやすく説明しました。

全ブースを回ったという小学生は、「大学生のお兄さんやお姉さんが優しく教えてくれて、とても楽しかった。毎日開催してほしい」と笑顔を見せ、保護者からは、「校舎の美しさに驚きましたし、大学生や先生方が子どもの目線に立ってさまざまな実験を見せてくれたことに感謝しています」「子どもも大人も楽しめる実験ばかりでした。子どもたちは夏休みということもあり、今日教わった知識を生かして夏休みの自由研究にも役立てることができます」と話していました。

企画代表を務めた柳原隆司さん(理学部化学科3年次生)は、「今年度から会場を移したことで、どのようにブースを設置したら一体感がでるのか、また来場者が回りやすいかなどメンバーで時間をかけて議論してきました。毎年恒例のイベントではありますが、年を重ねるごとにマンネリ化させたくはなかったので、準備は大変でしたが、多くの方々に来場していただき、その苦労が報われました」と語りました。

また、サイエンスコミュニケーターとポリへドロン工作隊は8月9日に熊本キャンパスが主催した同キャンパスでの「世界一行きたい科学広場in熊本」と11日に付属福岡高校が共催した「世界一行きたい科学広場in宗像」でもブースを設営。サイエンスコミュニケーターのアドバイザーを務める本センターの岡田工センター長(現代教養センター教授)は、「子どもたちに日ごろの研究や活動の成果を披露することは、学生たちにとっても自身を成長させる貴重な場。今回のようなイベントを通じて、地域の皆さんに科学だけではなく、本学をより身近な存在に感じてもらえれば」と話しています。

世界一行きたい科学広場1.jpg

世界一行きたい科学広場2.jpg

世界一行きたい科学広場3.jpg

世界一行きたい科学広場4.jpg

世界一行きたい科学広場5.jpg