札幌ボランティアプロジェクトが「除雪出陣式」を開催しました

札幌キャンパスで活動する東海大学チャレンジセンター・札幌ボランティアプロジェクトが11月29日に、本キャンパスのマルチメディアホールで2018年度の除雪支援ボランティア活動の開始にあたっての「出陣式」を開きました。本プロジェクトは、08年度より札幌キャンパス周辺の札幌市南区藻岩地区、南沢地区の町内会会員(約12,700世帯)から除雪を希望する世帯を募り、主に自力での除雪が困難な世帯を対象に除雪支援活動を展開しています。11年目となる今年度の除雪支援活動には、32名の学生がメンバーとして参加。12月から来年2月にかけて、授業の合間などを利用して各世帯での除雪作業を支援する予定です。

出陣式当日は、プロジェクトアドバイザーの田川正毅教授(国際文化学部デザイン文化学科)によるあいさつに続いて、網野真一札幌キャンパス長(生物学部学部長、生物学科)からプロジェクトメンバーに対して激励の言葉が送られました。プロジェクトサブリーダーを務める佐野舞織さん(生物学部生物学科2年次生)が、3カ月間にわたって続ける除雪支援に向けた決意表明を述べ、「これまで回覧板による依頼の募集や電話確認、申し込み世帯の訪問、説明を行ってきましたが、その際に南区では高齢化が進んでいることを実感しました。このような状況をふまえ、南区第二地域包括支援センターの職員の方による認知症セミナーも実施して、高齢者や認知症の方々と接する方法の習得に努めてきました。活動は3カ月という短い期間ですが精いっぱい頑張ります」と力強く語りました。

プロジェクトでは、今年度は約30世帯を対象に降雪時に依頼を受けた各世帯の要望に沿って、玄関や駐車場の通路確保など一軒一軒対応して活動を展開していきます。佐野さんは、「高齢者の方を対象としているので、一つ一つ丁寧に話を聞き取り、安全に気を付けながら除雪を行いたい。毎年の活動では、対象世帯の皆さんから”ありがとう”という言葉を何度もいただいています。今年度も頑張ろうという気持ちもありますが、北海道外出身の学生も多く参加しているので、雪との触れ合いを楽しみながら活動できればと思います」と話しています。

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