「第21回チャレンジセンターセミナー」を開催しました

東海大学チャレンジセンターでは2月5日に湘南キャンパスで、「第21回チャレンジセンターセミナー 課外活動を通じてどんな力が身につくのか~チャレンジプロジェクトのPROG結果から~」を開催し、約100名が聴講しました。本学では現在、河合塾と株式会社リアセックが共同開発したテスト「PROG」をもとに、大卒者として社会に求められる汎用的な能力・態度・志向性を測定する「『4つの力』のアセスメント」を開発しています。施行期間となる今年度は、1年次生全員と3年次生の希望者が「PROG」を受験。その中でチャレンジプロジェクトに参加している学生の試験結果を抽出し、プロジェクト活動によって伸びた能力や大学生活でこれから経験したほうがいいことなどを、リアセックの酒井陽年氏にご講演いただきました。

はじめに、本センターの岡田工センター長(現代教養センター教授)があいさつに立ち、東海大学全体のディプロマポリシーに記載されている4つの力である「自ら考える力」「集い力」「挑み力」「成し遂げ力」を試験で数値化する取り組みであることを説明。「皆さんがプロジェクト活動を通じてさまざまな能力を培っていることを自信につなげ、社会に出たときに役立ててもらえれば」と話しました。続いて酒井氏が登壇し、社会で最も求められるのは「課題解決力」であると解説したほか、他大学の「PROG」結果と比較してプロジェクトに参加している学生の「協働力」や「課題発見力」などさまざまな能力の数値が高いことを紹介しました。酒井氏は、「プロジェクト活動での経験や身につけた能力を、社会に出たときにいかに再現できるかが重要です。また、PROGで測定する能力がすべて高い人はいません。だからこそ、どの企業でも基本的に仕事はチームで行っています。試験結果に一喜一憂するのではなく、自分の得意分野を伸ばし、周りと支え合うことを意識してみてください」と語りました。

参加者からは、「これからのプロジェクト活動の中で、どの状況で何の能力が必要なのかを意識してみようと思いました」「自分に足りない部分は仲間に補ってもらい、自分が得意とする分野で役に立つことで、一つのチームになっていくのだと感じました。これまで以上にほかのメンバーとの連携を重視して活動していきたい」といった感想が聞かれました。

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