サイエンスコミュニケーターが湘南キャンパスで「サイエンスカフェ」を開催しました

東海大学チャレンジセンター・サイエンスコミュニケーターが、2月13日に湘南キャンパスで、「サイエンスカフェ」を開催しました。同プロジェクトでは日ごろから地域貢献と理科教育の推進を目指して活動しています。軽食をとりながら本学の理工系教員による講演を聞き、より科学を身近に感じてもらおうと企画したものです。今回は、理学部物理学科の櫛田淳子教授が登壇し、「冬の星空を見よう」をテーマに、19号館の屋上に設置しているインターネット望遠鏡を使って、星空の魅力について説明しました。

学生たちは開催に向けて、19号館のカフェラウンジを運営するシダックスに協力を依頼し、ピザなどの軽食や飲み物などを準備。講演では、櫛田教授が慶應義塾大学などと協力して進めている「インターネット望遠鏡プロジェクト」について紹介し、「いつでも・どこでも・だれでも・天体観測可能な環境を提供し、望遠鏡の使い方を知らない人や都市部に住んでいて自宅からは天体がほとんど見えない人にも天体観測が楽しめるようにすることを目指しています。本学のほか、国内3拠点(東京都・府中市、秋田市、神奈川県・横須賀市)、海外2拠点(ニューヨーク、ミラノ)に設置されている望遠鏡を誰でもインターネット上で操作できるようになっており、目的の天体を選ぶだけで観測を楽しめます」と話しました。当日は火星と天王星がもっとも近づいて見える日であったことから、2つの惑星や明るく見つけやすい星座などをインターネット望遠鏡で観察しながら、惑星の大きさや地球との距離、星座の由来などについて紹介しました。

プロジェクトメンバーの石井海人夢さん(理学部化学科3年次生)は、「今回は私たちにとって初めての試みだったので、準備も大変でしたが、櫛田先生にもご協力いただきながら、季節にあった楽しいイベントになったと思います。今後は、湘南キャンパス近隣の小学校に参加を呼び掛けるなど広報活動にも力を入れて、よりよいイベントにしていきたい」と語りました。

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