[湘南]ライトパワープロジェクトが「ワールド・エコノ・ムーブ2019」に出場しました

東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクトの電気自動車チームが5月4日と5日に、秋田県・大潟村ソーラースポーツラインで開催された電気自動車の省エネルギーレース「ワールド・エコノ・ムーブ2019」(WEM2019)に出場。1周2kmのコースを2時間走行してその距離を競う「鉛蓄電池部門 オープンクラス」に電気自動車『ファラデーマジック2』で臨み、準優勝(総合3位)となったほか特別賞として古河電工賞と今回から新設された大学・高専部門で優勝となりました。また、EVカート『INAZUMA Ⅳ』で出場した「WEM-LIGHT部門Aクラス」でも準優勝しています。

2日に現地に入ったチームは、車体整備や試験走行を繰り返して本番へと備えました。4日の予選ではファラデーマジック2のタイヤがパンクしてしまい、マシンにダメージを負ったほか本戦では後部からのスタートを余儀なくされましたが、メンバーたちは同日中に作戦を立て直すとともに、マシンも修理して翌日の本戦へと臨みました。鉛蓄電池部門では、高校時代からこの競技に取り組んでいるドライバーの伊坪岳陽さん(工学部電気電子工学科2年次生)が、「ソーラースポーツラインはほぼ直線のコースですが、折り返しで1周に2度、U字のコーナーを通ります。その際のエネルギー消費が大きくなってしまうので、いかに速く回るかがカギになります」と語るように、要所を押さえた冷静なドライビングで次々と前を行くチームを追い抜き、徐々に順位を上げます。途中、マシン内にある電圧などを示すメーターが表示されなくなるといったトラブルもありましたが、ピットと的確に連携して上位でフィニッシュしました。

電気自動車チームのリーダーを務める櫻井隆貴さん(同3年次生)は、「ファラデーマジック2は長年使用しているマシンですが、空気抵抗や配線など細かい部分まで改良を重ねてレースに臨みました。ただ、予選から本戦にかけて私たちのミスもありトップにまで届きませんでした。また、WEM-LIGHT部門Aクラスでは序盤からトップに立ったものの、終盤に逆転を許し悔しい結果となりました。今後はチーム内での情報共有を密にしてチャレンジを続けていきたい」と話しています。

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