[熊本]メカトロマイスタープロジェクトが初のレスキューロボットコンテスト本選出場を決めました

東海大学チャレンジセンター・メカトロマイスタープロジェクトが6月30日にイオンモール岡山おかやま未来ホール(岡山県北区)にて開催された「第19回レスキューロボットコンテスト」(主催:レスキューロボットコンテスト実行委員会)の予選に参加し、本選への初出場が決定しました。

本大会は阪神・淡路大震災の教訓を活かし、レスキューシステムを拡充し災害に強い世の中を作るという大きな目標に向けて、技術の継承と次世代人材育成のための一つの手段として、レスキューロボットコンテストを提案したことから始まりました。コンテストを開催することによって、創造性を育む場や機会を提供すること、競技に参加することを通じて、災害救助や防災・減災について深く考えてもらうことができ、競技を見る人に対しても、防災・減災に関する意識向上を図ります。さらに、参加チームから、専門の研究者や技術者が思いもつかなかったような新しいレスキューのアイデアが生まれることも期待しており、レスキューコンテストは『教育・社会性・科学技術』の3つの軸の要素を兼ね備え、各要素が”やさしさ”というコアコンセプトで結ばれている大会となっています。

予選大会では実際の災害地を模した1/6のステージで、自主製作したレスキューロボット3機を駆使し、レスキュー活動時間内に様々な瓦礫や障害物を移動させ、ダミヤン※を救出する競技となっています。瓦礫等の障害によって妨げられたフィールドにダミヤン2体が設置されており、レスキューロボットでダミヤンの色・音・QRコード等を読み取り、状態を確認するミッションなども含まれています。また、今年度から救援物資を置いてくる新ルールが追加されました。

結果、本プロジェクトはダミヤンを救助するに当たっての工夫や、ロボットの健全性等が高く、救助に対してのアイデアが評価され、チャレンジ枠として8月10・11日開催の本選へ出場権を手に入れました。

プロジェクトリーダーの 山口大貴さん(基盤工学部電気電子情報工学科3年次生)は「今回の大会は非常にロボットの製作が厳しい中、いかに低コストで押さえながら本選に行けるかを考えた結果、今までの大会から日ごろ培ってきた技術力を駆使してアイデアでの勝負で大会に挑みました。そのため、ダミヤンを救うための工夫やロボットの完成度、そして健全性が高く評価され本選初出場を取ることができました。本選ではさらにロボットに磨きをかけ実際にポイントを取得できるよう、今回動作しなかった個所を重点的に改良し、臨みたいと思います。」と語りました。

※ダミヤン・・・・被災者を想定して作られた人形

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