[熊本]阿蘇復興への道が「語り部」を実施しました

東海大学チャレンジセンター・ユニークプロジェクトの阿蘇復興への道が10月26日に本学阿蘇キャンパス(熊本県南阿蘇郡南阿蘇村)周辺地域にて「語り部」を実施しました。

本企画は、実際に現地にて徐々に変化していく黒川地区や進む復興を体感していただくと同時に、いまだに震災の記憶が残っている場所や残された課題、また、もと通りになったように見えて残る傷を伝えるために継続的に続けている企画となります。

今回は依頼を受けた宮崎市住吉まちづくり委員会に所属しているメンバーの一名が熊本地震時に西原小学校(熊本県熊本市)の避難所でリーダーを行っていた経緯より、宮崎市に在住している仲間の方々にも熊本震災を知っていただき、震災を風化させないことを目的に実施しました。参加者らは現地を歩きながら「近隣の県であっても熊本地震は知っているが、阿蘇キャンパスや黒川地区の状況は知らなかった。宮崎に帰って今日聞いたことを宮崎でも伝えていく。」と話していました。

プロジェクトメンバー井手良輔さん(農学部バイオサイエンス学科 4年次生)「今回は阿蘇キャンパスを中心に阿蘇大橋などの黒川地区を案内しました。阿蘇キャンパスの1号館の保存工事が始まっており、外からしか見ることができませんでしたが、地震当時の様子を伝えることはできたと思います。また、案内しながら地震以外の阿蘇での学生生活なども話すことができ、より私たちのことを知ってもらえた気がします。隣の県である宮崎でも熊本地震をあまり知らない人もいました。日が経つにつれこれからますます風化が進んでいきます。これまで以上に発信する機会を増やせたらと思います。」と語りました。

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