【湘南】C.A.P.が卒業生に体験談を聞く「オンラインOB・OG座談会」を開催しました

東海大学チャレンジセンター・キャンパスストリートプロジェクト(C.A.P.)が8月29日に、これまでプロジェクトに参加してきた卒業生に体験談を聞く「オンラインOB・OG座談会」を開催しました。C.A.Pは、学生と地域の架け橋となることを目指し、キャンパス内外でのイベント運営やボランティア活動を展開しています。しかし、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響を受け地域住民との交流活動ができず、オンラインでの交流にとどまっています。今回の座談会は、昨年度までにさまざまな活動を展開してきた卒業生と現役学生メンバーをオンラインでつなぎ在学当時の体験談を聞きながら、今後の活動へのヒントを探ろうと初めて実施したものです。

当日は、プロジェクトメンバー11名と昨年度までC.A.P.に在籍していた佐藤瑠香さん(文学部心理・社会学科卒)、星野颯斗さん(法学部法律学科卒)が参加。まず佐藤さんと星野さんがそれぞれ現在の仕事について説明したあと、学生たちが「C.A.P.に在籍したときに印象深かったこと」や「C.A.P.での経験が卒業後どのように生かされたか」といった質問をしました。佐藤さんは、「学生時代に多くの地域住民の方とイベントの運営方法や地域の課題などを議論する中で、『大人と話す』経験を積めたことは大きな財産になりました。初めて話をする際には緊張もしましたし、打ち合わせが終わったあとの充実感や議論した内容を形にできたときの満足感は学生生活を豊かにしてくれたと感じています。これらの経験は就職活動や社会で働く上でも生かされました」と語り、星野さんは「プロジェクト活動を通じてチームで何かを成し遂げる喜びを学びました。皆さんも初対面の人と話すときには抵抗を感じることがあるかもしれませんが、『こうすれば緊張しなくなる』といった特効薬はありません。とはいえ、多くの人と話す場を設けて意見を交わす経験を数多く積むことで人前に立つことに慣れることはできるかもしれません。新型コロナウイルス感染症の拡大により、なかなか人と会うことはできないかもしれませんが、C.A.P.だからできることを探して活動方法を探っていってほしい」と話していました。

最後には学生が新型コロナウイルスの感染拡大により展開されている遠隔授業の様子やオンラインでの活動実績などを報告。卒業生の2名は「このような社会情勢を悲観せずに、前を向いて活動することが必要。コロナで社会が揺れる中で、さまざまなリモートコンテンツも発達していますので、ぜひ活用してみてほしい」と口をそろえていました。