ソーラーカーチームが秦野市立大根小学校4年生80名を対象としたエコカー教室を開催しました

スチューデントアチーブメントセンター・東海大学ソーラーカーチームとチーム監督の木村英樹教授(工学部機械システム工学科)が12月7日、湘南キャンパスの近隣に位置する秦野市立大根小学校の4年生約80名を招いて「エコカー教室」を開催しました。このイベントは、東海大学と秦野市の提携事業として2006年より継続して行われてきたもので、今年で16回目の開催となりました。

まず、学生リーダーの宇都一朗さん(大学院工学研究科電気電子工学専攻1年次生)がソーラーカーの特徴やしくみについて紹介し、ガソリン車や電気自動車、燃料電池車などとの違いについて説明しました。次に登壇した木村教授は、再生可能エネルギーについて解説するとともに、東海大学ソーラーカーの歴代マシン、ソーラー飛行機、これから市販されるソーラー自動車などについて紹介しました。

講義終了終には、児童たちから「なぜソーラーカー大会に出場しようと考えたのですか?」「どうしてソーラーカーを作ろうと思ったのですか?」「燃料電池車の説明で出てきた水素って何ですか?」「ハンドルには何が付いていますか?」といった質問が矢継ぎ早に出され、時間が足りなくなるほどでした。

その後、キャンパス内の中央通りを封鎖して、2019年型のソーラーカー「Tokai Challenger」や、電気自動車「ファラデーマジック2」のデモ走行を実施。児童たちからは「ソーラーカーを運転するのに特別な免許がありますか?」といった問いもあり、ソーラーカーの運転を担当した亀山裕一郎さん(工学部動力機械工学科3年次生)は、「特別なライセンスは必要ないけれど、練習などの実践を積み重ねることが重要です」と答えていました。また、電気自動車を運転した小平苑子さん(工学部精密工学科2年次生)は、「大会で走るときとは違って、小学生が手を振って声援を送ってくれたのがうれしかった」と語りました。その後、実際の車体を前にして、整然と並んでいる太陽電池とそこから血管のように張り巡らされている電線、ドライバーが乗車するコックピットなどを見学。また、炭素繊維でできている軽量なボディを実感してもらうために、3人でソーラーカーを持ち上げるデモンストレーションなども行いました。

イベントの最後に全員が集合して記念撮影を行い、生徒たちは大変満足した様子で、小学校に戻っていきました。