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東海大学ソーラーカーチームが6月2日と15日に、付属浦安高校・同中等部のサイエンスクラスに所属する生徒に向けた「エコカー教室」を開きました。チームで機械班兼ドライバーを務める亀山裕一郎さん(工学部動力機械工学科4年次生)が浦安高出身という縁から、理数系に興味ある生徒や普段の授業では学べない事柄を探求したい生徒が集うサイエンスクラスを対象に、ソーラーカーをはじめとした「エコカー」を紹介しようと企画したものです。
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2日は浦安高にチームのアドバイザーを務める木村英樹教授(工学部機械システム工学科)と亀山さんが訪問。亀山さんが、ソーラーカーが走る仕組みや、チームが世界一を目指して挑戦を続けているオーストラリアで開催される世界最大級のソーラーカーレースであるブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ(BWSC)について説明しました。また、木村教授はトヨタの燃料電池車・MIRAIをはじめとする最先端技術が用いられた省エネ性能の高い自動車について解説しました。
15日にはサイエンスクラスのメンバー32名が湘南キャンパスに来訪。キャンパス内の施設見学に続いて、チームの拠点であるものつくり館を訪れ、BWSCに出場したマシン「2017年型Tokai Challenger」を使って亀山さんがソーラーカーの詳細を語りました。また、BWSC出場時の動画もチームメンバーの解説とともに上映。真剣な表情で画面に見入る生徒の姿が見られました。その後は、亀山さんがステアリングを握りキャンパス内で2019年型マシンを走行。わずかなモーター音だけを聞かせてスムーズに動く様子に、生徒たちは驚きや興奮した表情を見せながらスマートフォンのカメラを向けていました。参加した生徒からは、「大学生がこんなにかっこいいマシンを製作して、しかも海外のレースに挑戦していることに驚きました」「ソーラーカーはイメージしていたよりも小さく、とても軽そうに見えました。どのような技術が用いられているのかもっと詳しく知りたい」「自分もいつかこのマシンをドライブしてみたい」といった声が聞かれました。 木村教授は、「母校の後輩たちに自分たちの活動を通じて知識を深めてもらいたいという亀山さんの思いから、高大連携による実践的な教育活動が実現しました。未来の社会を担う生徒たちに省エネ技術への理解を深めてもらうとてもいい機会であり、大学生にとっても自らの活動の社会的意義を感じる貴重な体験となりました」と話します。亀山さんは、「私たちのチームはBWSCでの世界一奪還を掲げてマシン開発などに臨んでいますが、同時にソーラーカーや電気自動車の魅力を広く社会に発信する活動にも力を入れています。今後も多くの人たちに活動を知ってもらえるよう努力していきたい」と話していました。
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