2024年夏から行われていた湘南キャンパス1棟の「国際原子力研究所」の改装工事が、このほど完了し、2月20日にリニューアルされた施設を一般公開しました。20年に設立された国際原子力研究所は、原子力の平和利用を目指した研究の促進を図るとともに、高度な専門性を持つ人材の育成にも力を注いでいます。その一環として国際原子力機関(IAEA)と連携し、原子力関連企業の社員や原子力工学を学ぶ学生らを対象にした研修「IAEA原子力安全基準研修コース」を毎年開催。さらに、近隣自治体から届く環境試料の放射線計測の依頼にも応えるなど、地域貢献活動も展開しています。

今回のリニューアル工事では、キャンパス内に点在していた研究機器を1棟に集約し、建物や各機器の安全性をあらためて確認しました。壁面の塗装も一新し、エレベーターも新設するなど、バリアフリーや研究空間の充実も図っています。一般公開当日は、同研究所に所属する教員や技術職員、学生らが原子炉シミュレーター室や放射線分析室などで機器の使い方や研究内容を説明。亀山高範教授(国際原子力研究所)は「研究促進と若手人材の育成の新たな拠点として活用するとともに、社会貢献にも注力していきたい」と語り、稲津敏行学長補佐(理系担当)は、「本学が60年以上にわたって続けてきた原子力・放射線分野の教育・研究の伝統と成果を引き継ぎ、次の世代につないでいく」と話しています。




