大学院工学研究科機械工学専攻2年次生の吉田怜央さん(指導教員=総合科学技術研究所・クリニッチセルゲイ教授、岩森暁教授、橋田昌樹教授)が、神奈川県・パシフィコ横浜で4月20日から24日まで開催された光学・フォトニクス国際会議2026(OPIC)のスマートレーザー加工国際会議(SLPC)で、優秀ポスター論文賞を受賞しました。OPICは、レーザー分野を中心とした18の国際会議が同時に開催されるアジア最大級の学術イベントで、光学・フォトニクス国際展示会(OPIE)も併設されています。今年度はOPICに1,119名、OPIEに16,152名が参加し、世界各国から研究者や企業関係者が集まりました。
吉田さんは、フェムト秒レーザー照射による合成石英へのナノ微細周期構造形成をテーマに研究を進めています。これまで困難とされてきた合成石英表面への均一なナノメートルサイズの微細周期構造の形成に成功し、「レーザーフルエンスや照射回数、繰り返し周波数といった照射条件を段階的に変化させる中で、偶然にも最適な条件を見出すことができました」と語ります。この成果により、合成石英に本来は備わっていない抗菌機能を付与できる可能性が示され、SLPCでのポスター発表では本研究の新規性や応用可能性が高く評価され、受賞につながりました。
受賞について、吉田さんは、「橋田先生にご指導いただき、多くの実験の中で試行錯誤を重ねながら得た成果を出せました。このような形で評価していただけたことを大変うれしく思います。今後も研究を重ね、レーザー技術の発展や合成石英の新たな可能性に貢献できるよう取り組んでいきたいと考えています」と話しています。
