東海大学では5月18日から6月26日まで、タイ・モンクット王ラカバン工科大学(KMITL)の学生を対象としたラボラトリートレーニングを実施しました。本プログラムは本学とKMITLとの学術交流協定に基づき、日本型の工学教育や日本語能力の向上を目的に毎年実施しているもので、今年度はKMITLの学生19名が参加。期間中は理学部、情報理工学部、建築都市学部、工学部での研究活動や、語学教育センターが開講する日本語教育の授業に参加したほか、日本文化に触れる柔道体験や、本学卒業生が経営する企業と静岡キャンパスを訪問しました。
6月3日には、本学工学部卒業生の髙見澤和夫氏が代表取締役社長を務める株式会社高見沢サイバネティックスを訪問。同社で働くタイ人を含むスタッフの案内の下、生産現場や実験設備、技術棟を見学し、日本のものづくりの現場における高い技術力と品質へのこだわりを学びました。16日には静岡キャンパスを訪れ、本学の海洋調査研修船「望星丸」(国際総トン数=2174t)を見学。歴史や船の機能について説明を受け、ドローンを用いた海洋調査などについて学びました。また、海洋学部の齋藤寛学部長から、同キャンパスの海洋学部と人文学部、海洋学研究科の概要や、研究プロジェクトに関する説明を受けたほか、海洋学部の渡邉啓介教授と李銀姫教授による特別講義で水中ロボットの見学やワークショップに取り組みました。

最終日には湘南キャンパス17号館で、研究成果発表会と修了式を開催しました。研究成果発表会では教職員や両大学の学生に向けて、研究室ごとにポスター発表を実施。受け入れ先の一つである工学部機械工学科の宮沢靖幸教授の研究室に所属する学生は、「留学生との共同研究は貴重な経験となりました。同じ研究室で学んだ学生の発表テーマは、日ごろ自分が取り組んでいる内容と類似しているので、今後の研究の参考にしたい」と話していました。修了式では、KMITLのピティカート・スーラックサ教授があいさつに立ち、「この1カ月半で学生たちは、タイで過ごす1年分に相当する濃密な経験ができたことでしょう。学生は4年間で入れ替わりますが、両校の連携は今後も長く続いていくと信じています。来年以降もまた学生を連れて、東海大の皆さんに会いに来ます」と語りました。続いて、学長室国際担当の中澤康治課長が一人ひとりに修了証を授与し、「本プログラムは両校の強い絆を表すシンボルです。東海大で多くのことに挑戦した経験を、将来に生かしてもらいたい」と語りかけました。KMITLの学生たちは、「憧れていた日本で文化に触れ、多くの友人ができ、人生で一番の思い出になりました。必ずまた来日します」「東海大の自然豊かな環境や、優しい先生方、興味深い研究の思い出を胸に帰国します。日本に興味を持つ友人がいるので、東海大への留学を勧めたい」と笑顔で話していました。











