湘南キャンパスで7月25日に、東海大学望星技術士会の令和8年度定期総会・特別講演会が開催されました。技術士は、科学技術に関する高度な専門知識と応用能力および豊富な実務経験を有し、公益を確保するための高い技術者倫理を備えた技術者に与えられる文部科学省所管の国家資格です。同会は技術士の資格を持つ卒業生の団体として2015年に設立されました。会員を対象に企業や大学施設の見学会や講演会などを開催し、交流と研鑽の機会を設けているほか、技術士を目指す学生のサポートにも取り組んでいます。

総会には会場で30名、オンラインで40名が参加。梶田佳孝学長補佐(サイエンス・エンジニアリングカレッジプロボスト、建築都市学部教授)、工学部の山本佳男学部長、情報技術センターの内田理所長(情報理工学部教授)、三神厚教授(建築都市学部)、馬場勇介准教授(同)のほか、在学中に技術士試験に合格した学生や新たに社会人となった卒業生らも出席しました。開会にあたり、同会会長を務める山本学部長が昨年の創設10周年記念イベントに触れ、「さらに20周年に向けてますます会を盛り上げていけるよう祈念します」とあいさつ。その後、昨年度の活動報告や会計報告、役員改選、今年度の活動計画などが審議されました。また、この定期総会をもって山本学部長が会長を退任し、代わって梶田学長補佐が就任することが報告され、梶田学長補佐は、「4代目会長として皆さまと連携し、さらに東海大を飛躍・成長させていきたいと思います」と抱負を述べました。
続いて山本学部長による特別講演「東海大学における国際化の足跡と潮流:過去、現在、そして未来へ」が行われました。山本学部長は、本学着任以来28年間にわたる国際交流活動の主要な取り組みを振り返り、本学と学術交流協定を結ぶタイのモンクット王工科大学ラカバン校をはじめ、ロシア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)などの大学や、国際原子力機関(IAEA)といった各国の機関との連携について紹介しました。また、大学院工学研究科におけるエンジニアリングに特化した専門的な英語教育の取り組みや独自の海外派遣プログラム、「さくらサイエンスプログラム」を活用した短期留学生受入プログラムなどの取り組みなど、現状の課題と今後の方向性について概要を説明。「多様な背景を持つ留学生が増加する一方、日本人学生の内向き志向は複雑な世界情勢も影響して加速傾向にあり、今後は留学を経験して自己の価値観を変える機会を提供することがますます重要になると考えます」と話しました。
講演後には聴講した会員からは、「海外コンサルタントとの連携」「原子力工学の今後」「AIと人型ロボット」など多様な質問があり、山本学部長が一つひとつ丁寧に回答しました。その後開催された懇親会にも多くの会員が参加し、相互の親交を深めました。




