2020年度松前重義賞授与式を実施しました

東海大学では、2月4日に湘南キャンパスなどで、学校法人東海大学の2020年度松前重義賞授与式を実施しました。この賞は、建学の精神に基づき、文化・スポーツ・学術研究の分野で顕著な成績(業績)を収めた学生、生徒、児童、園児、教職員と卒業生をたたえるもので、今年度は最優秀賞や優秀賞など各賞を合わせて254団体(1月15日時点)を表彰しました。例年実施されていた学園各教育機関の学長、校園長、受賞者らが出席しての授与・伝達式は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となりましたが、湘南キャンパスでの授与式は代表の学生のみの参加とし、マスクの着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンスを確保するなど新型コロナ対策を徹底するとともに、リモートで各キャンパスにもライブ配信しました。

湘南キャンパスでの授与式には山田清志学長、梶井龍太郎副学長ら教職員と受賞団体・個人の代表学生が出席。受賞団体と個人の紹介に続いて山田学長が祝辞として、「今年度はコロナ禍の中でいつもとは違う形式での実施となりましたが、直接皆さんに賞状を授与したいと授与式を挙行しました。厳しい状況の中でも日ごろの力を発揮し、大きな成果を残されたことに、大学全体が力をもらいました。次年度もそれぞれに活躍してもらいたいと願っています」と語りかけ、引き続き受賞者に賞状とトロフィーを手渡しました。学生謝辞では、第17回地盤工学会関東支部発表会で優秀発表者賞を受賞し、文化部門個人の部で奨励賞に選ばれた大学院工学研究科2年次生のディヤー スリ ウタミさんが登壇。インドネシア出身のウタミさんは、本学で土木工学を学ぶことになったきっかけや工学部土木工学科の杉山太宏教授の指導を受けながら続けてきた研究の成果について紹介し、「続けて取り組んできた研究成果を評価していただき、とてもうれしく思います。この後も大学院修了まで、できる限りの努力をして納得いく修士論文を作成します。東海大学で培った精神を生かすとともに、この受賞に誇りを持ち、それぞれのステージで活躍できるよう頑張っていきます」と力強く話しました。

また、熊本キャンパスでは湘南キャンパスからの配信を視聴したのち、荒木朋洋九州キャンパス長から各賞受賞団体の代表者に賞状とトロフィーを授与しました。