2020年度松前重義賞(学術部門)と松前重義記念基金奨励賞・助成の授与式を実施しました

東海大学では、2月15日に湘南キャンパスで、学校法人東海大学の2020年度松前重義賞(学術部門)と松前重義記念基金奨励賞・助成の授与式を実施しました。松前重義賞は、建学の精神に基づき、文化・スポーツ・学術研究の分野で顕著な成績(業績)を収めた学生、生徒、児童、園児、教職員と卒業生をたたえるもので、今年度は最優秀賞や優秀賞など各賞を合わせて254団体(1月15日時点)が表彰されています。また、松前重義記念基金は、建学50周年記念事業の一環として1993年度に設立されたもので、創立者・松前重義博士の偉業を顕彰し、その理念を継承することで学園の人材育成と諸活動の向上発展に寄与することを目的としており、さまざまな奨励賞、奨学金、助成金制度を実施しています。例年実施されていた学園各教育機関の学長、校園長、受賞者らが出席しての授与・伝達式は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となりましたが、今回は、人数を制限するとともにマスクの着用や手指の消毒など感染症対策を徹底して行いました。

式には山田清志学長、内田晴久副学長ら教職員と受賞者が出席(受賞者は下記を参照)。初めに山田学長が、「今年度はコロナ禍で大規模な授与式は行えませんでしたが、直接皆さんに賞状を授与したいとこの式を挙行しました。先生方が厳しい状況の中でも大きな成果を残されたことに敬意を表します」と祝辞を述べ、引き続き受賞者に賞状などを手渡しました。また、熊本キャンパスでは2月4日に、松前重義記念基金奨励賞のうち、「松前信子奨励賞」に選出された大学院生物科学研究科1年次生の勝田奈那さんに、荒木朋洋九州キャンパス長から賞状を授与しました。

◆松前重義賞(学術部門)
「松前重義学術奨励賞」
宇津圭祐(情報通信学部通信ネットワーク工学科准教授)「災害時情報共有のための情報通信システムに関する研究」
中川草(医学部医学科基礎医学系講師)「大規模塩基配列を活用した医学・生命科学研究」

◆松前重義記念基金奨励賞・助成
「特別教育活動団体奨励賞」
東海大学バスケットボール部(男子) 第72回全日本大学バスケットボール選手権大会 優勝
東海大学サッカー部(男子) #atarimaeni CUP サッカーができる当たり前に、ありがとう! 優勝
「特別教育活動指導者奨励賞」
陸川章(体育学部競技スポーツ学科教授) 東海大学バスケットボール部(男子)監督 第72回全日本大学バスケットボール選手権において、同部を優勝へ導いた功績
今川正浩(体育学部競技スポーツ学科准教授) 東海大学サッカー部(男子)監督 #atarimaeni CUP サッカーができる当たり前に、ありがとう!において、同部を優勝へ導いた功績
「松前信子奨励賞」
勝田奈那(大学院生物科学研究科1年次) 機器分析および免疫化学的手法を用いた翻訳後修飾物の解析に係る功績
「牧野不二雄奨励賞」
秋山泰伸(工学部応用化学科教授) 科学教育啓発活動を活用した学生の4つの力の育成に係る功績
「巽良知研究奨励賞」
稲森真美子(工学部電気電子工学科准教授) 非接触電力伝送システムの高効率化に関する研究
「国際活動助成」
東海大学医学部付属病院診療技術部TRICOLORプロジェクト(代表:医学部医学科准教授 木ノ上高章、医学部付属病院診療技術部臨床工学技術科科長補佐 西原英輝) 東海大学医学部付属病院診療技術部とランシット大学生体工学部との医療機器の保守管理に係る人財育成協力