広報メディア学科の学生が「OAC学生広告クリエイティブアワード」でグランプリを受賞しました

文化社会学部広報メディア学科4年次生の髙木理海さんと中川幹太さん(指導教員=樋口 喜昭教授)がこのほど、「OAC学生広告クリエイティブアワード 株式会社Too映像部門」でグランプリを受賞。昨年12月21日にオンラインで開催された表彰式に出席しました。公益社団法人 日本広告制作協会(OAC)が主催する本コンテストは、学生のクリエイティブ力・課題解決力の向上を目的に毎年実施されているもので、今回で10回目の開催となりました。今年度は、全日本空輸株式会社、株式会社Too(課題商品COPIC)、全国浴場組合の3団体からそれぞれ出された課題を解決する映像もしくはグラフィック作品が募集されました。

髙木さんと中川さんは、Tooからの課題「デジタルツールを使用している人がコピックスケッチを使いたくなるような広告」に挑戦。コピックスケッチは358色と多彩な種類を持つアルコールマーカーで、イラスト・デザイン・クラフトなどさまざまなジャンルで使われています。2名の作品は、ある青年がコンピューターなどのデジタルツールに囲まれた生活を送る中で、空や花の本来の色を忘れてしまうも、コピックスケッチを手にすることで豊かな色彩感覚を取り戻していくストーリー。審査では、「作業で行き詰まったらツールを(コピックに)変えてみよう」という発想力の高さや、色数が豊かな製品の魅力がしっかりと伝わる点が評価され、見事映像部門のグランプリに輝きました。

髙木さんは、「新型コロナ禍ということもあり、撮影時間をできるだけ少なくしたり、編集をそれぞれの自宅で行ったりと工夫してきました。作品の時間が30秒と限られていたので、コピックのよさを伝えるためにはどうすればよいのかを2人で考えてきたので、受賞を聞いたときはうれしかった」と振り返り、中川さんは、「制作期間は手探りで進めている感覚もあったので、受賞を聞いてからはすぐに実感が湧きませんでした。今後に向けても自信になります」と喜びを語ります。一方で2名は、「ほかの受賞作品を見て、まだまだ自分たちの作品には工夫が足りないとも感じました。卒業まで残された期間は短いのですが、別のコンテストにもエントリーを予定しているので、さらにいい作品で提出できるように努力を続けたい」と意気込んでいます。指導に当たる樋口教授は、「両名ともに日ごろから高いモチベーションを持って、映像制作に臨んでいます。今後も学生時代最後の力を振り絞って、自分たちが満足のいく作品を生み出してほしい」と期待を寄せています。