東海大学では、8月28日(水)から29日(木)まで2024年度「新任教員フォローアップ研修会」を湘南キャンパスで開催しました。
この研修会は、講演やグループワークを通じて本学の教育理念等を実践的に理解し、参加者の教育力・授業力向上を図ることを目的としています。
今年度は、2023年度・2024年度に採用された31名の新任教員が参加しました。
初日は、梶井 龍太郎学長代理から、本学の「校歌」や「建学の歌」を踏まえた本学園の歴史について、杉山 太宏学長室部長(教学担当)から、授業における教育の質向上について、辻 由希学長室部長(評価担当)から教員の総合的業績評価について、それぞれ講演がありました。
午後からは秋学期以降の授業に活用・応用できるヒントを提供するプログラムとして、生物学部海洋生物科学科の野坂 裕一講師(2022年度Teaching Award受賞教員)、健康学部健康マネジメント学科の西垣 景太准教授(2023年度Teaching Award受賞教員)から学生が主体的に参加する授業の実践・運営方法について、それぞれ事例報告がありました。
また、総合教育センター現代文明論センターの高梨 宏子講師が、授業で活用できるグループワークの手法について参加者自身の実践を交えながら紹介しました。
グループワークでは「よりよい授業運営のために」をテーマに、参加者自身が授業を実施する上での現状や課題を共有し、学生視点で「よりよい授業」を運営するために必要なこと、改善点について活発な意見交換がなされました。
参加者からは、「異なる分野の先生方、同じ学部ではないからこそ話せる悩み、共感がありました。ファシリテーターからたくさんのヒントもいただけ、豊かな時間でした」「春学期の講義を終えての参加でしたが、これまで自分が行ってきた講義を振り返り、改善に向けて見つめ直す良い機会になりました」等の感想が寄せられました。