体育学部武道学科の学生たちが2月15日から18日まで、デンマーク・バイレ市で開かれた柔道の国際親善試合「松前カップ」に出場しました。本学科の授業「柔道海外実習」の一環で参加したもの。松前カップは、デンマーク国内を会場に「デーニッシュ・オープン」と隔年で開催されており、学園の創立者であり、科学者、柔道家、思想家でもあった松前重義博士に由縁のある大会です。24カ国から700名以上の選手が出場し、前半2日間は試合、後半2日間はトレーニング・キャンプを実施しました。




開会式では東海大学ヨーロッパ学術センター(TUEC)のヤコブ・スキュット・イエンセン事務長が本学について説明するとともに、参加者全員で昨年9月に逝去した学校法人東海大学の松前達郎前総長に黙とうを捧げました。初日は個人戦が行われ、男子は90kg級の金子竜士選手(3年次生)、無差別級の細野智太郎選手(同)が優勝し、73kg級の渕田麗勝選手(同)、100kg級の中澤完太選手(同)、無差別級の岸田耕平選手(同)が準優勝、90kg級の細野智太郎選手(同)、100kg超級の冨田裕太選手(同)が3位に入賞。女子では78kg超級の橋口茉央選手(同)が優勝を果たしました。2日目に行われた混合団体戦は本学が決勝でデンマーク代表を破り、金メダルを手にしました。また、17、18日には地元の子どもたちを対象にしたトレーニング・キャンプを実施。2日間で延べ800名の子どもや指導者らが参加し、研修団の団長を務めた本学柔道部の中矢力副監督(体育学部武道学科講師)や中西英敏前部長(同元教授)と共に学生たちが柔道の技を教え、実際に組んで細かな技術を指導しました。




また、研修団一行は大会前にTUECを訪問し、敷地内にある「松前重義博士記念之碑」に献花し、黙とうを捧げました。

