体操競技部がミャンマーのナショナルチームとの合同練習を行いました

湘南キャンパスの体操競技部が10月22日から29日まで、体操・ミャンマーナショナルチームと合同練習を行いました。日本体操協会からの依頼を受けて実現したもので、12月にタイで行われる東南アジア競技大会(SEA Games)の事前合宿として17~19歳の代表選手とスタッフ5名が本キャンパスを来訪しました。体操競技部では、小西康仁監督(スポーツプロモーションセンター講師)が日本体操協会の国際事業委員を務めていることもあり、これまでもウルグアイやコスタリカなどさまざまな地域の選手団を受け入れ、ともに練習に励んできました。

期間中は小西監督と吉川由恵コーチ(スポーツプロモーションセンター非常勤講師)が中心となってミャンマーの選手への指導にあたり、学生は練習の準備や終了後の清掃などを通して交流を深めました。最終日の29日には、ミャンマー体操協会会長のカウド・ゾアー氏と日本体操協会国際事業委員会委員長の荒木達雄氏ら関係者がキャンパスに来訪。体育学部の内山秀一学部長とスポーツプロモーションセンターを表敬訪問し、チーム受け入れに対する感謝が述べられました。練習終了後に実施した学生企画の「お別れセレモニー」では、体操競技部オリジナルTシャツや練習用のレオタードなどを学生から選手に手渡しました。ミャンマーチームの選手は、「東海大学の先生や学生はとても優しく接してくれました。今回教わった技術を大会で生かしたい」と笑顔を見せ、カウド・ゾアー氏は、「コロナ禍以降、ミャンマーの体操選手が国外に出て練習をするのは今回が初めてだったので、東海大学と日本体操協会が我々の訪問を受け入れてくれたことに感謝しています。学生たちが自主的に体育館や器具を掃除する姿が非常に印象的で、ミャンマーに持ち帰りたい風習でした」と語りました。

小西監督は、「ミャンマーチームの選手の技が成功したら、学生が拍手を送って称える姿が見られました。学生にとって海外チームの受け入れは、将来の選択肢を海外まで広げるきっかけにもなっています」とコメント。遠藤颯斗男子主将(体育学部3年次生)と加藤凜華女子主将(同)は、「ミャンマー語と日本語のあいさつを教え合うなど交流しました。プレゼントしたシャツやレオタードを着て練習に励んでくれたらうれしい」と話していました。