スポーツプロモーションセンター(SPC)では7月8日、湘南キャンパス2号館で「2026年度 体育系クラブ対象SPC研修会」を実施しました。体育系クラブの指導者および体育会学生を対象に、コンプライアンス意識の向上やSNS利用におけるリスクへの理解を深めることを目的として開催し、クラブに所属する学生と指導者ら約1,600人が参加しました。
研修会は木村英樹学長のあいさつで開会し、続いて、スポーツプロモーションセンターの田村修治所長が本研修会の意義について説明し、「競技力の向上だけではなく、社会の一員として高い倫理観と責任感を持って行動することが求められます。本日の研修を通して学んだことを今後の競技活動や日常生活に生かし、それぞれのクラブで共有してほしい」と呼びかけました。
その後、「SNS全般の留意点」をテーマに、TMI総合法律事務所・一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)法務部副部長の弁護士・平龍大氏による講演が行われました。講演では、SNSへの投稿が引き起こす誹謗中傷や炎上事例をはじめ、投稿前に確認すべきポイントやリスクを回避するための考え方、トラブル発生時の対応方法について解説がありました。また、ダイレクトメッセージ(DM)をきっかけとした闇バイトへの勧誘や性犯罪被害など、近年増加しているSNSを悪用した犯罪についても取り上げられ、その現状や手口、予防策、適切な対処方法について詳しく説明されました。平氏は、「SNSは便利なコミュニケーションツールである一方、一度発信した情報は完全に消すことができません。投稿やDMでのやり取りには責任を持ち、少しでも不審に感じた場合は一人で判断せず、指導者や家族など周囲の人へ相談することが大切です」と呼びかけ、学生たちはSNS利用に潜むリスクと責任について理解を深めました。
研修後には、今夏に全国大会へ出場する体育系クラブを対象とした壮行会を実施しました。陸上競技部、水泳部、体操競技部(男子・女子)、チアリーディング部、漕艇部の代表者が登壇し、全国大会での活躍に向けた意気込みが語られました。
また、昨年度の競技成績および学業成績において優秀な成果を収めた学生を対象に表彰式を実施しました。
SPC所長賞(4年次生対象学業成績優秀者)には、陸上競技部(長距離)の原貫太さん、サッカー部(女子)の石井桃華さん、体操競技部(女子)の加藤凜華さんが選ばれました。SPC次長賞(2・3年次生対象競技成績優秀者)には、男子柔道部の水掫瑞紀さん、女子バレーボール部の中川さつきさんが選ばれ、それぞれ表彰されました。競技成績だけでなく学業との両立に励み、優れた成果を収めた学生たちへ盛大な拍手が送られました。
最後にスポーツプロモーションセンターの勝田隆次長が閉会のあいさつを行い、「本日の学びをクラブに持ち帰り、一人ひとりが責任ある行動を実践することで、東海大学のスポーツ全体の価値を高めていきましょう」と呼びかけ、研修会を締めくくりました。
参加した学生からは、「SNSは便利なコミュニケーションツールである一方、使い方を間違えると大きなトラブルにつながることを改めて学びました」「投稿だけではなくDMでのやり取りにも危険が潜んでおり、知らない人からの誘いやメッセージを安易に信用してはいけないと感じました」「今後は相手への配慮を忘れず、少しでも不審に感じた場合は一人で判断せず、周囲の人に相談することを心がけたいです」といった感想が寄せられ、SNSを安全かつ適切に利用するための知識と意識を高める有意義な機会となりました。

