講道館杯全日本柔道体重別で男女3階級が優勝

【柔道】 開催期間 : 2014年11月08日 ~ 11月09日

2015年の世界選手権第一次選考も兼ねる平成25年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会が11月8日と9日に千葉ポートアリーナで行われ、男女合わせて14階級が争われました。

本学関係者は男女で3階級で優勝、準優勝4名、3位7名が入賞して、来年の世界選手権から2年後のリオ五輪に向けて動き出しました。

初 日の8日は男子81kgで渡邉勇人(体育学部4年)が初優勝を飾りました。初戦から準決勝まで全て一本勝ちで勝ち進むと、決勝は同学年のライバルの丸山剛 毅(天理大学)と対戦。組手で優位に先に技をかける姿勢で相手に指導の反則を与え、優勢勝ちした。これで渡邉は、9月の学生二連覇から体重別団体と同一階 級相手に負け無し。12月のグランドスラム東京にも初選出され、これからは国内のみならず世界での戦いに注目が集まる。

女子70kgで は、2012年ロンドン五輪代表の田知本遥(2010年度卒)が復活の初優勝に輝いた。今大会第二シードで決勝まで勝ち上がり、迎えた相手は第一シードで アジア大会代表の新井千鶴と対戦。代表争いでは避けて通れない相手に4分の試合時間で決着がつかず、時間無制限のゴールデンスコアに突入しても互いに決め てがなく4分が経過。お互いに死力を出し譲らなぬ展開であったが、田知本が足技、袖釣込腰をしかけ崩れたあと新井に消極的姿勢の指導が与えられ決着。

2 日目の男子100Kg級の決勝は高木海帆(2012年度卒)と羽賀龍之介(大学院1年)との対戦。高校時代からのチームメイトとの勝手知ったる対戦で互い に組み手を許さず、4分過ぎまで硬直した展開となったが、高木が左手の引手を羽賀の袖ではなく手を持ちながら、強引な内股で跳ね上げ回転させ”技あり”を 奪取。2010年の全日本ジュニア選手権・決勝に続き、高木が勝利し、怪我からの復活を初優勝で飾りました

<講道館杯入賞者(本学関係者)>
男子66Kg級       3位 吉田 唯人(2011年度卒・神奈川県警)
男子73㎏級  2位 橋本 壮一(2013年度卒・パーク24)
男子81Kg級        優勝 渡邉 勇人(体育学部4年)
3位 中園 史寛(体育学部3年)
3位 長島 啓太(2010年度卒・JRA)
男子90Kg級    2位 長澤 憲大(体育学部3年)
3位 穴井 航史(2012年度卒・旭化成)
男子100㎏級  優勝 高木 海帆(2012年度卒・JRA)
2位 羽賀龍之介(大学院1年・旭化成)
3位 増渕  樹(2004年度卒・旭化成)
3位 ウルフ・アロン (体育学部1年)
女子63Kg級        2位 平井  希(2008年度卒・自衛隊体育学校)
女子70㎏級 優勝 田知本 遥(2012年度卒・ALSOK)
女子78Kg超級 3位 市橋寿々華(2010年度卒・大阪府警)