全日本学生体重別団体優勝大会を男子柔道部が2連覇しました

10月24、25日に兵庫県・尼崎市のベイコム総合体育館で開催された、全日本学生体重別団体優勝大会(体重別団体、男子17回・女子7回)を湘南キャンパスの男子柔道部が2連覇し、最多優勝回数を9に更新しました。同大会は、男女とも階級の配列が抽選によって決定される7人制団体のトーナメント戦です。

2回戦から登場した男子柔道部は、岡山商科大学と続く3回戦の法政大学を7-0で圧倒すると準々決勝では、今年6月の全日本学生優勝大会で敗れた筑波大学と対戦。先鋒の髙藤直寿選手(体育学部4年次生)が優勢勝ちし勢いをつかむと、ベイカー茉秋選手(同3年次生)、長澤憲大主将(同4年次生)、ウルフ・アロン選手(同2年次生)が一本勝ちし、4-1で勝利しました。続く準決勝の明治大学戦でも、先鋒の髙藤選手が優勢勝ちし、次鋒・ベイカー選手、五将・小原拳哉選手(同3年次生)が一本を取り、3-1で勝ち上がりました。

決勝戦では、昨年大会準優勝の日本大学を破った国士館大学と対戦し、5選手を終えた時点で0-0と互角の展開に。そんな中、「何としても勝って後輩にバトンを渡したい」と畳に上がった長澤主将が意地を見せ、粘り強い柔道で相手から指導を引き出し、反則勝ちで貴重な1ポイントを先取。続くウルフ選手が攻めの柔道で優勢勝ちし、見事に優勝を決めました。

上水研一朗監督(体育学部准教授)は、「主力の髙市賢悟選手(体育学部4年次生)らがケガで万全な状態でなく、研究もされていて非常に厳しい試合でしたが、選手一人ひとりが東海大の誇りを持って本当によくやってくれました。群雄割拠の団体戦で勝つことは年々難しくなってきていますが、これからも次を見据えて指導を続けていきます」と語りました。長澤主将は、「6月の全日本学生優勝大会で敗れた悔しさを忘れず、今日の優勝を目指して稽古に励んできました。常に追い込まれた状況を想定していたので、決勝戦ではなかなかポイントを奪えなくても焦りはなく、自分の柔道ができました。これまでお世話になってきた上水監督、関係者の方々に恩を返したいという思いで4年次生はこの大会に臨んでいたので、最高の結果で終えられて本当によかった。同じ東海の柔道衣に袖を通し、このメンバーと苦楽をともにできたことを誇りに思っています」と振り返りました。

今大会には、湘南キャンパスの女子柔道部も2回戦から登場し、立命館大学を2-1、準々決勝の筑波大学を0-0の代表戦の末に勝利しましたが、準決勝で大会を制した帝京大学に1-2で惜敗し、3位入賞となりました。また、九州キャンパスの男子柔道部は1回戦で関西大学に0-6で敗れました。なお、優秀選手に男子柔道部からは長澤主将とウルフ選手、女子柔道部からは朝比奈沙羅選手(同1年次生)が選ばれました。

準決勝 東海大学3-1明治大学
先鋒(60kg級):髙藤直寿           優勢勝ち
次鋒(90kg級):ベイカー茉秋         一本勝ち
五将(81kg級):小原拳哉           一本勝ち
中堅(66kg級):髙市賢悟           優勢負け
三将(73kg級):片岡辰哉(体育学部3年次生) 引き分け
副将(100kg級):長澤憲大           引き分け
大将(100kg超級):ウルフ・アロン       引き分け

決勝 東海大学2-0国士舘大学
先鋒(60kg級):髙藤直寿      引き分け
次鋒(90kg級):ベイカー茉秋    引き分け
五将(81kg級):小原拳哉      引き分け
中堅(66kg級):髙市賢悟      引き分け
三将(73kg級):片岡辰哉      引き分け
副将(100kg級):長澤憲大      反則勝ち
大将(100kg超級):ウルフ・アロン  優勢勝ち