日本陸上競技選手権大会の3000m障害で阪口選手が優勝しました

6月27日から30日まで福岡県・博多の森陸上競技場で開催された日本陸上競技選手権大会に、陸上競技部の選手や卒業生らが多数出場。3000m障害では阪口竜平選手(体育学部4年次生)が初優勝を果たしました。

阪口選手はスタートから先頭でレースを展開すると、中盤からはリオデジャネイロ五輪の日本代表である塩尻和也選手(富士通)との一騎打ちに。抜きつ抜かれつの攻防を繰り返して迎えた残り約300mで、障害をこえる際に塩尻選手がつまずき、両選手が接触。そこから塩尻選手は後退しましたが、阪口選手は後続との差を一気に広げて初の栄冠を手にしました。タイムも8分29秒85と自己ベストとなる好記録を残しましたが、今年9月にカタール・ドーハで開催される世界選手権の参加標準記録にあと0.85秒及ばず、「塩尻さんに勝つことを目指してきて、優勝できたことはうれしい。ただ、世界選手権の標準タイムをわずかの差で切れなかったので複雑な気持ちです。ハードリングや水郷の越え方などの課題を修正して、今後のレースで世界選手権への扉を開きたい」と語りました。

指導する両角速駅伝監督は(体育学部准教授)は、「8分30秒を切る好記録を残し、走力がついてきたことを証明してくれました。世界選手権の参加標準記録に届かなかったことは悔しいと思いますが、今後のレースに向けて糧にしてほしい。左足首の故障明けということもあるので、状態を見ながらレースプランを立てていきます」と語りました。