講道館杯全日本柔道体重別選手権大会で3選手が優勝、4選手が準優勝しました

11月2、3日に千葉ポートアリーナで開催された講道館杯全日本柔道体重別選手権大会で、男子90kg級の村尾三四郎選手(体育学部1年次生)と100kg級の羽賀龍之介選手(大学院体育学研究科修了・旭化成)、100kg超級の熊代佑輔選手(体育学部卒・体育学部非常勤講師、男子柔道部助監督)が優勝しました。

今大会は来年の東京五輪出場につながる今後の国際大会出場権をかけています。2回戦から登場した村尾選手は4試合を勝ち上がり、決勝ではリオデジャネイロ五輪金メダリストのベイカー茉秋選手(体育学部卒・日本中央競馬会)と対戦。残り4秒に内股で技ありを奪い、優勢勝ちで初優勝を決め、「優勝を狙って練習してきたので成果が出てよかった。小学生のころから五輪で金メダルを取るという目標は変わりません。今回の優勝に満足せず、今後も一つひとつ勝って、東京五輪の代表入りを目指していく」と語りました。

一方、羽賀選手は得意の内股で3回戦と準決勝を制すなど順当に勝ち上がり、決勝では西山大希選手(日本製鉄)に指導3で反則勝ち。2011年以来8年ぶり3度目の優勝を飾りました。熊代選手は準決勝で太田彪雅選手(体育学部4年)、決勝では香川大吾選手(大学院体育学研究科1年次生・ALSOK)に優勢勝ちと同門対決を制して初優勝を決めました。

女子では渡邉愛子選手(体育学部1年次生)が3試合を勝ち上がり、決勝では角田夏実選手(了徳寺大学職員)に一本負けしたものの準優勝となりました。「シニアの世界は勢いと力技だけでは勝てないので、丁寧に自分の攻めやすい組手を持つことを意識しました。10月の世界ジュニア選手権大会では5位と表彰台に届かなかったので、今回は準優勝できうれしい反面、優勝まであと一歩だったことを考えると悔しさもあります」とコメントしました。

東海大学の学生、卒業生の結果は以下の通りです(3位以上)。

男子
81kg級   準優勝 小原拳哉選手(体育学部卒・パーク24)
      3位   長島啓太選手(同・日本中央競馬会)
90kg級   優勝  村尾三四郎選手(体育学部1年次生)
      準優勝  ベイカー茉秋選手(同・日本中央競馬会)
      3位   前田宗哉選手(同・自衛隊体育学校)
100kg級  優勝   羽賀龍之介選手(同・旭化成)
100kg超級 優勝   熊代佑輔選手(同・綜合警備保障)
      準優勝 香川大吾選手(同・綜合警備保障)
      3位  王子谷剛志選手(同・旭化成)
女子
48kg級   準優勝 渡邉愛子選手(体育学部1年次生)
78kg超級  3位  児玉ひかる選手(体育学部1年次生)